こんにちは!ゆこです。
今回は、少し前に受けた卵管造影検査についての体験談をお届けします!
妊活がうまくいかなくて検査を検討中の方や、すでに検査の予約済みでまさにこれから受けるという方、不安ですよね。
誰もが経験することではないため(できればこんな経験したくないのが本音)、なかなか身近な人に実体験を聞くこともできず、ネットの情報に頼るしかないのが現実。
私自身もそうでした。
いろんな方の体験談を通してわかったのが、卵管造影検査は痛い人・痛くない人・痛みのあまり失神寸前の人⁉などなど、本当に千差万別だということ。
体験談を読み漁る中で、ときには不安にもなりましたが、その分しっかり心構えをして検査に挑むことができ、
体験談をネットに載せてくれたみなさん!ありがとう☆
と、今では感謝の気持ちでいっぱいです。
何も知らないで検査をするよりは、心に余裕が持てた気がします。
そこで私も、この貴重な体験が「同じように妊活に悩む女性」にとって少しでも役に立てばと思い、記録に残すことにしました。
卵管造影検査を予定している方は、参考までに読んでみてください^^
※特に痛みに関しては、個人差があるので「ふ~ん、こんな人もいるのね」くらいに気楽な気持ちで、読んでいただけると幸いです。
卵管造影検査とは?
不妊にお悩みの方なら、一度は耳にしたことがあるであろうこの検査。
正式には「子宮卵管造影検査」といって、子宮内に造影剤を注入し、レントゲンで撮影をすることで、子宮の大きさや形状、卵管周囲の癒着の有無、卵管の通過性などを調べる検査です。
検査をするタイミングとしては、月経が終了する7日目から、排卵前の10日目頃まで。
検査の流れはというと・・・
①子宮内に細いチューブを入れて、バルーンで固定
②造影剤を注入し、子宮~卵管~腹腔まで拡がる様子をレントゲンで撮影
・・・といった感じ。
ところで、卵管造影検査といえば、痛いともっぱらの噂。
「卵管造影検査」でググると、「卵管造影検査 痛い」が上位に出てくるほど(笑)
どの段階で痛みが生じるのかというと、①のバルーンを膨らますときと②の造影剤を注入するとき。
もちろん、痛みの感じ方は人それぞれだし、卵管の通過性によって痛みの度合いは異なりますが、人によっては激痛が走ります(泣)
私も例に漏れず…(笑)思い出すだけで恐怖
こんなこと聞いたら「絶対に受けたくない!」と思うかもしれませんが、不妊で悩む方にとっては、原因の解明や今後の治療につながるとても大事な検査です。
また、造影剤を流すことにより、詰まっていた卵管が通ることがあり、検査後およそ半年間は妊娠しやすくなるとも言われています。
このように、「検査」としてだけでなく「治療」としての側面も持つ、不妊治療の初期段階としては外せない検査です。
卵管造影検査の流れ
ここからは、実際に私が体験した卵管造影検査の流れです。
病院により多少異なる点もあるかと思いますので、参考までに。
検査の30分前
検査当日は、検査時間の30分前に病院へ。
…というのも、下腹部痛を和らげる座薬の麻酔を入れる必要があるためです。
看護師から座薬を渡され、トイレで自身で挿入します。
昔「ボラギノールA坐剤」を使った経験が、まさかここで役に立つとは(笑)
座薬未経験者のみなさん、驚くほどスッと簡単に入るので心配ご無用です。
その後は待合室で、麻酔が効くまでしばし待機。
内診室でチューブとバルーンの挿入
検査予定時間になり、内診室へ。
内診台に座り、スタンバイ。緊張MAXです!
まずは、造影剤を注入するためのチューブを通します。
細いチューブなので、入れるときの痛みはほぼなし。
一瞬ツーンとした感じはありましたが、ここまでは全然余裕です。
その後、子宮の入り口に液体漏れを防ぐバルーンを挿入。
挿入時は「ぐっと押されてるなぁ」という感覚くらいで痛みはほぼなかったのですが、バルーンを膨らませると徐々に痛みが!!
生理痛のような下腹部の痛みが、子宮が圧迫されるにつれてどんどん強くなっていきます。
思わず「あ゛うっ」「う゛ぅっ」と自分でも聞いたことないうなり声が出てしまったほど。
心の中では「痛――い!!やめてくれ―――!!!!」と絶叫するも、こぶしを握り締めひたすら耐える(笑)
これはもう、人生で味わったことないほどの激しい痛み!
もともと生理痛が重く、この手の痛みには慣れていたはずですが・・・その生理痛の何倍も痛い!!
そして、バルーンが完全に膨らむ前に痛みが最高潮に達してしまい、耐えきれずギブ(泣)
なんとか造影剤が漏れない大きさには膨らんだようで、ここでストップとなりました。助かった・・・
バルーンを入れた後は、膣から出ているチューブを内ももにテープで留めて、レントゲン室へ移動です。
レントゲン室で造影剤注入→撮影
私が検査を受けた病院は、レントゲン室が別のフロアだったため歩いて移動。
この時はまだ、下腹部から下に違和感があり、ぎこちないペンギンのようなよちよち歩きに(笑)
やっとの思いでレントゲン室に入ると、下を脱いで台に横になるようにとの指示が。
すると、看護師さんがすぐさまタオルをかけてくれました。
看護師以外は医師も技師も男性でしたが、もはや羞恥心など皆無。
痛みへの恐怖から、ただただ「早く終わってくれ」と願うばかりでした。
そして、いよいよ第2の難関へ。
ももに留めたいたテープを剥がし(内ももは皮膚が薄いため地味に痛かった^^;)、チューブから造影剤を注入します。
このとき、卵管が詰まっていると激痛と聞いていましたが、幸い痛みはまったくなし。
バルーンで瀕死状態だった私は「次はさらに恐怖の造影剤の痛みが来るぞ!」とかなり身構えていたため、なんだか拍子抜け。
無事適量が注入され、すぐに1回目のレントゲン撮影です。
その後はバルーンとチューブを抜きを取りますが、これで終わりではなく、さらに30分ほど時間をおいて2回目の撮影へ。
そういえば、いつのまにやら痛みはまったくなくなていました。
恐怖から来る極度の緊張からも解放され、レントゲン台の上で無の境地。
途中医師から「よく流れてるよ~」とか言われていたような・・・記憶があいまい。
レントゲン室に入ってからは淡々と事が進み、思いのほかあっけなく撮影は終了。
最後に医師からの説明がありましたが、検査結果は特に異常なしということで、ほっとひと安心。
カバンに入らないようなバカでかいレントゲン写真と、感染予防の抗生剤をもらい、これにて卵管造影検査は終了です。
卵管造影検査の費用
気になる費用はというと、検査代2,690円+お薬代600円で合計3,290円でした。
今回の検査は保険適用となり、自己負担額はだいぶ抑えられました。
不妊治療となると、なにかと保険適用外で支払いが高額になる印象だったので、この安さはちょっと驚きです。
痛い思いをして、さらにお会計で高額な費用を支払うというのは精神的ダメージが大きすぎるので、少しは救われた気分。
ただし、病院により金額は異なるので参考までに。
おわりに
卵管造影検査の体験談をお届けしました。
「痛い痛い」と連発して不安を煽るようで申し訳ないのですが、今まで大けがや大病を患ったことのない健康体の私にとっては、‟人生で1番痛い経験”となりました(涙)
「もう2度と味わいたくない!」というのが本音です^^;
ただ、バルーンを膨らませたときは耐えられないほどの痛みでしたが、造影剤の注入は痛みが皆無だったのは救い。
また、この検査のおかげで不妊の原因がわかることもあるし、今後の妊活の方針も決まるし、受けたことは1㎜も後悔していません!
私の場合は、子宮にも卵管にも問題がなかったため、不妊の原因についてはますます謎が深まりましたが・・・
まあ、不妊ってそんなもんよね・・・と、今では開き直っています。
妊活の道のりは、まだまだ長い。
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