¡Hola! ゆこです!
マドリードの友人を訪ねた際に寄り道したセゴビア(Segovia)
前回ご紹介したトレドと同様、‟マドリードのついで”に足を運んだのですが、セゴビアもまた違った魅力があり、すっかり虜に♪
そこで今回は、マドリードからの日帰り旅に最適なセゴビアの見どころをご紹介します。
▼マドリードからセゴビアへの行き方▼
セゴビアとは?
マドリードから北西へ約95kmのところに位置するセゴビアは、標高1,002mの高地に築かれた城塞都市。
かつて、カスティーリャ王国の都がおかれた歴史ある街です。
ローマ時代の水道橋や、白雪姫のお城のモデルになったといわれるアルカサルなど、小さな街に見どころが点在!
旧市街とローマ水道橋は世界遺産にも登録されています。
また、マドリードからセゴビアまでは直通バスで1時間20分と、日帰りで訪れることができる人気の観光地です。
セゴビアの見どころ
まずはセゴビアの見どころを地図で確認☟
番号をクリックすると詳細情報が確認できます!
緑色のバスマークはマドリード⇔セゴビアを結ぶバスの発着地です。
見どころが集中している旧市街はとても小さく、すべて徒歩でまわることが可能。
私は今回日帰りで6時間ほど滞在しましたが、それでも十分に街歩きを楽しむことができました。
それではさっそく、セゴビアの見どころをご紹介していきます♪
ローマ水道橋(Acueducto de Segovia)
バスターミナルから歩いて5分、目の前に突如現れる巨大なローマ水道橋。
セゴビアから15㎞以上離れたフエンフリア山脈から水を引くために、紀元1世紀ごろに建造されました。
全長は728m、高さは最も高いところで28mと、イベリア半島最大の規模を誇ります。
下を歩く人がまるで小人のよう(笑)
水道橋がいかに大きいかがよくわかりますね!
驚くべきはこの水道橋、接着剤を一切使わずに、2万個以上の花崗岩を積み上げて造られているんです!
このアーチ部分なんて、一体どうなっているのか謎すぎます・・・これぞ神業!
ヨーロッパ各地に残るローマ水道橋の中で「最も美しい橋」ともいわれているんだとか。
なるほど、納得の素晴らしさです。
アルカサル(Alcázar de Segovia)
2つの川が合流する地点にそびえる、岩山の頂上にあるのがアルカサル。
13世紀初めにローマ時代の要塞があった場所に城が築かれ、以降何世紀にもわたり歴代の王たちによって増改築が繰り返されました。
現在の姿は、1862年の火災後に再建されたものです。
かつて国王フェリペ2世が結婚式を挙げた「王座の間」。
壁や天井を彩る豪華絢爛な装飾は必見です!
随所にみられるステンドグラスには、歴史的重要人物が描かれているので要チェックです!
礼拝堂にはきらびやかなキリストの祭壇画も。
どこもかしこも、圧巻の美しさです。
また、アルカサルはその優美な姿から「白雪姫」のお城のモデルになったといわれています。
城内への入り口がある、東側のファサードからはイメージが湧きませんでしたが、アルカサルの北西から眺めたときの姿には白雪姫のお城の面影が!
雲の隙間から光が差し、なんとも神々しい。
この素晴らしい光景が拝める、ラ・プラデーラ・デ・サン・マルコス展望台(Mirador de la Pradera de San Marcos)はアルカサルのそびえる崖の向こう側。
※見どころを紹介した地図の紫色のカメラマーク📷
どこー?!と思ったみなさん、ご安心を!
ガイドブックにも載っていない、その行き方を解説しちゃいます♪
▼ルートはこんな感じ▼
城内の見学を終えたら、門を抜けてポソ・デ・ラ・ニエベ通り(Calle Pozo de la Niev)を進みます。
少し歩くと道の左側に階段があるので、その階段を下ります。
目印となる石には「CUESTA DE LA ZORRA ATAJO A LA PUENTE CASTELLANA=カステリャーナ橋へのショートカットスロープ」の文字が。
カスティーリャの大地を見下ろす階段を下り、林の中へ。
途中分かれ道に出くわしたら、右へと進んでいきます。
するとサント・ドミンゴ・デ・グスマン通り(Paseo Santo Domingo de Guzmán)に出るので、左へ曲がり道なりに進んでください。
エスレマ川を渡り、そのままサン・マルコス通り(Calle de San Marcos)を進みます。
しばらくすると、信号のあるT字路が見えてきます。(この建物と案内板が目印です↓)
建物の手前を左に曲がると、遊具のある公園があります。
この公園を突っ切った先がラ・プラデーラ・デ・サン・マルコス展望台です。
門をくぐり抜けてからここまで約10分。
ほぼ道なりに進むだけなので、迷うことはないかと思います。
帰りも来た道を戻ればOKです♪
カテドラル(Catedral de Segovia)
マヨール広場の前にそびえる巨大なカテドラル。
1528年に建設が始まり、200年以上の歳月をかけて1768年に完成しました。
スペイン最後のゴシック建築で、その優美な姿から「大聖堂の貴婦人」と呼ばれています。
槍のような尖塔がたくさん見られるのが特徴です。
ラ・ベラ・クルス教会(Iglesia de la Vera Cruz)
アルカサルを眺める絶景スポットへ向かう途中のT字路で、右に曲がるとラ・ベラ・クルス教会にたどり着きます。
カスティーリャの荒野にポツンとたたずむ姿は、少し異様な雰囲気。
13世紀にテンプル騎士団によって建てられたもので、スペインでは珍しい12角形の教会です。
サン・ミリャン教会(Iglesia de San Millán)
12世紀初めに建てられた、セゴビアで最も古い教会のひとつがサン・ミリャン教会。
美しい柱頭を持つ回廊は見事で、ロマネスク様式の傑作といわれています。
旧市街の南側に位置し、バスターミナルからはわずか徒歩3分です。
おわりに
マドリードからの日帰り旅にぴったりのセゴビア。
歴史を感じる数々の建造物は、どれも圧巻でした!
また行く機会があったら、今度は一泊してライトアップされた水道橋やアルカサルを見てみたいです。
次回はマドリードからセゴビアへの行き方についてご紹介します。
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