Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。
リスボンに次ぐポルトガル第2の都市ポルト(Porto)。
ドウロ川河口の丘陵地に広がるこの街は、中世より商業の中心地として発展しました。
観光地としても人気で、世界遺産に登録されている歴史地区やドン・ルイス1世橋、ポートワインのワイナリーなど見どころ満載です!
そこで今回は、ポルトでインスタ映え間違いなしのいちおしフォトスポットをご紹介します。
「絶景には目がない♡」
「インスタ映えを狙いたい!」
そんなみなさんは、ぜひ参考にしてください♪
いちおしのフォトスポット in ポルト
まずはこちらのマップでフォトスポットの位置を確認。
※対象物の位置ではなく、実際に写真を撮る位置にピンを打ってあります。
番号をクリックすると、詳細情報や実際の写真が見れるよ♪
①②ドン・ルイス1世橋(Ponte Luís I)
③サン・ベント駅(Estação São Bento)
②④ポルト歴史地区(Historical Area)
⑤⑥⑦アズレージョが美しい3大教会
ーカルモ教会(Igreja do Carmo)
ーサント・イルデフォンソ教会
(Igreja de Santo Ildefonso)
ーアルマス礼拝堂(Capela das Almas)
⑧セラ・ド・ピラール展望台
(Miradouro da Serra do Pilar)
これらはすべて徒歩でまわることができます。
ただし、リスボン同様ポルトも坂道が多いため、歩きやすい靴は必須です!
「下りはいいけど、上りはしんどい!」という方はケーブルカーやロープウェイも利用可能なので、うまく組み合わせてみてください。
それでは、ひとつひとつを詳しく見ていきましょう。
ドン・ルイス1世橋
ポルト旧市街とポートワインで有名なヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結ぶドン・ルイス1世橋。
1886年に建築家エッフェルの弟子であるベルギー人技師によって築かれました。
アーチが美しいこの二重橋は世界遺産にも登録されています。
上段はメトロと歩行者、下段は車と歩行者が通行可能なので、ぜひ歩いて渡ってみてください♪
ドン・ルイス1世橋を撮影するならカイス・ダ・リベイラからがおすすめ。※フォトスポット①
橋のふもとから迫力ある写真が撮れます。
遊覧船がこれまた絵になる~♪
ポルト歴史地区の街並みもあわせて撮るなら、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの川沿いから。※フォトスポット②
いろとりどりの可愛らしい街並みがとっても素敵です♪
歴史地区については後程詳しく見ていきます。
サン・ベント駅
ポルトの玄関口サン・ベント駅。※フォトスポット③
20世紀初めに修道院の跡地に建てられた駅舎は、シンメトリーな外観もとても美しいのですが、見どころはなんといっても内部を彩るアズレージョ。
アズレージョとは、14世紀にイスラム教徒によってスペインに伝えられた装飾タイル。
ポルトガルには15世紀にスペインから輸入されるようになり、現在ではポルトガル芸術を語るうえで欠かせない存在に。
ポルトの歴史を描いたアズレージョが壁を埋め尽くします。
色鮮やかで美しい駅構内はまるでアズレージョの美術館。
レトロな時計や電光掲示板も絶妙にマッチしています。
こんな素晴らしい駅が現役で使われているなんて、なんだかうらやましいですね。
また、夜にライトアップされたサン・ベント駅もうっとりするような美しさ♡
日帰りだと時間的に厳しいかもしれませんが、泊まりの場合はぜひ♪
散策を終えて宿に戻る前に、立ち寄りマストです!
ポルト歴史地区
ポルト歴史地区はドウロ川に面したカラフルで美しい街並み。
魔女の宅急便のモデルになったともいわれています。
まずは、レストランが建ち並ぶカイス・ダ・リベイラから散策。
カラフルな家々が並び、その可愛さに写真を撮らずにはいられません!※フォトスポット④
続いてカイス・ダ・リベイラ沿いを歩いてドン・ルイス1世橋を渡り、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアから歴史地区の街並みを眺めます。※フォトスポット②
中央に突き出た建物がクレリゴス教会、その右の丘の上に建つのがカテドラルです。
ドウロ川越しに歴史地区全体が見渡せて、とっても素敵ですね♪
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアはポートワインで有名な街。
そのため、かつてワインを運ぶのに使われていた帆船が今でも川に浮かんでいます。
川沿いにはたくさんのワイナリーが並んでいるので、散策の合間に立ち寄ってみてはいかがですか?
アズレージョが美しい3大教会
カルモ教会
18世紀に建てられたバロック様式の荘厳なカルモ教会。※フォトスポット⑤
近くで見るとその大きさに圧倒されます。
側面の壁を彩るアズレージョは国内最大級です。
SNSでよく見かけるこの写真も、実はカルモ教会を撮影したもの。
常に人が行き来しているので無人になるのはほんの一瞬ですが、タイミングを見計らって道路の反対側から撮影するとこんな感じに仕上がります。
アズレージョが美しい側面は東側を向いているため、写真を撮るなら日が当たる午前中がベスト!
サント・イルデフォンソ教会
バターリャ広場に面して建つのはサント・イルデフォンソ教会。
こちらも18世紀に建てられたバロック様式の教会です。
ファサード(建物の正面)のアズレージョは、サン・ベント駅を手掛けたジョルジェ・コラコが手掛けました。
アルマス礼拝堂
ポルト随一の繁華街、サンタ・カタリーナ通り沿いにあるアルマス聖堂。
アズレージョには聖カタリーナと聖フランシスコの生涯が描かれています。
小さな礼拝堂ですが青の色がひと際鮮やかで、写真映えスポットとして大人気です。
建物が密接する繁華街にあるため、向かいの建物の影になりやすいのが難点。
撮影するなら、日が高くなる正午近くは割と影ができにくいためおすすめ。
晴天よりも案外曇りの日の方がきれいに撮れるかも!?
番外編
いわずと知れたポルトの老舗書店、リブラリア・レロもご紹介。
イギリスの新聞が「世界で最も美しい書店10選」のひとつに選んだことで一躍有名に。
今では本屋というよりは観光スポットと化しています。
▼曲線が美しい階段▼
▼天井のステンドグラスが美しい▼
▼1番人気の撮影スポット▼
▼店内の人混みたるや…▼
「ハリー・ポッター」にも影響を与えたといわれており、ファンなら絶対に訪れたい場所ではあります。
・・・が、連日店の外には大行列で店内はとにかく人!人!!人!!!
「人が映り込まないように写真を撮ろう♪」・・・な~んて思っても、もはや絶対不可能です(泣)
私自身、特別ハリポタファンではないこともあり、初めてポルトを訪れた際には店先の大行列を前に断念したほど。
2度目の訪問で、同行していた家族が行きたいということで中に入ってみましたが、あまりの人の多さに本や優美な内装をゆっくりと眺める余裕もありませんでした(涙)
ファンにはたまらないスポット、そして書店とは思えないほどレトロでうっとりするような内装は一見の価値ありですが・・・
個人的には優先順位が高くなかったので今回番外編とさせていただきました。
おわりに
ポルトのいちおしフォトスポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?
「…あれ?セラ・ド・ピラール展望台忘れてない?」と思った、そこのあなた!
ご安心ください。
次回【ポルト】いちおしのフォトスポット〈後編〉セラ・ド・ピラール展望台の魅力にせまる!ということで、その魅力をたっぷりご紹介します!
お楽しみに♪
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