Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。
リスボンから日帰りで行ける人気の観光地エヴォラ。
歴史地区が世界遺産にも登録されており、街全体が美術館のようだとも言われるほど魅力あふれる街です。
そんな見どころ満載のエヴォラにおける、観光の最大の目玉「カテドラル」について解説します!
▼リスボンからエヴォラへの行き方はこちら▼
壮麗なファサード
1186年に建設が始まり、1250年に完成したゴシック様式のカテドラル。
バラ色の花崗岩でつくられた左右非対称の美しいファサードは、要塞のように重厚なつくりになっています。
どことなくリスボン大聖堂のファサードにも似ていますが・・・
大きく異なるのは、塔の上部にのぞくとんがり屋根。
どんなつくりなのか気になる…
・・・ということで、さっそく中へ入ってみましょう♪
街を一望できる絶景テラス
入ってすぐのところで入場料を払ったら、テラス→回廊→本堂の順で見学します。
入場料は回廊のみ€2.5、回廊とテラス€3.5など選択肢が複数ありますが、ここは迷わずすべて見学できる€4.5を支払いましょう。
ここまで来て全部見ないなんてもったいない!どこもかしこも見逃せません!
まずは、塔を上りテラスへ。
11月にもかかわらず、ぽかぽか陽気だったこの日は、あまりの気持ちよさにゴロゴロ日向ぼっこをする人たちも。
なんて自由なんだ(笑)
カテドラルはエヴォラ市内で1番高い場所に建つため、テラスからの眺めは最高です♡
エヴォラの街と、城壁の外に広がるのどかな風景が一望できます。
こうしてみると、高い建物がまったくないんだなぁとしみじみ。
リスボンとはまた違った、田舎ならではの美しさに癒されます。
すぐ下を見下ろすと回廊も。
思い思いにテラスを堪能した後は、こちらの回廊へと向かいましょう。
シンメトリーが美しい回廊
シンプルなつくりで、シンメトリーが美しい回廊。
リスボンでジェロニモス修道院の回廊を見た後に来ると、ちょっと物足りなく感じてしまいますが^^;
14世紀につくられたこの回廊には、4人の大司教の墓があります。
回廊の中庭は何もないただの広場になっていることが多いのですが、ここはオレンジの木が植えてありました。
また、回廊からは先ほどいたテラスやうろこ屋根の塔、本堂のバラ窓も見えます。
それにしても、ものすごい重厚感。
そして、入口からは想像もしなかったほどにデカい!
さて、お次はいよいよエヴォラ大聖堂のハイライト、本堂へと向かいます。
神聖な空気が流れる本堂
本堂へ入った瞬間に、今まで感じたことのない特別な空気を全身で感じました。
これまで世界各地でいろいろなカテドラルを訪れてきて、正直似たり寄ったりだなぁなんて思うこともありましたが・・・
ところがどっこい!ここは全然違いました!
言葉ではうまく伝えられませんが、こんな感覚は初めてです!!
これはぜひ実際に訪れてみて、この神聖な空気を体感してほしい!とにかくすごいの!!←語彙力(笑)
本堂に入るとまず目に飛び込んでるのが、16世紀に作られた大きなパイプオルガン。
1584年にエヴォラを訪れた天正遣欧少年使節は、初めて見るパイプオルガンのすばらしさに感動したんだとか。
450年近くたった今見ても、その優美な姿は圧巻です!
きらびやかな装飾が施された本堂は、どこを見渡してもため息が出るほどの美しさ。
白いモルタルでアクセントをつけた壁や柱も特徴的です。
本堂の中ほどには、聖母マリアの受胎を表した豪華な祭壇も。
そうそう、先ほど回廊から見たバラ窓も忘れてはいけません。
中から見ると、光が差し込んで虹色に輝きます。
向かって左にあるのが「明けの明星」、右にあるのが「神秘のバラ」。
それぞれ聖母マリアのシンボルを表しています。
本堂の奥にある祭壇には、モノトーンや赤みを帯びたマーブル模様の大理石の彫刻が。
あまりの美しさに、うっとりです。
神聖な空気に包まれ、壮大な歴史を感じながら、美しい大聖堂をたっぷり堪能。
最後にもう一度正面に戻り、この素晴らしい光景を目に焼き付けて、カテドラルを後にします。
おわりに
国内最大級のカテドラルは、テラス・回廊・本堂どこをとっても素晴らしく、興奮と感動の嵐でした!
エヴォラに行った際には、ぜひ足を運んでみてくださいね♪
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