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【ベレン】見どころと行き方を紹介!半日で効率よく観光する方法も伝授します!

ベレン半日観光モデルプラン ポルトガル

Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。

リスボン観光をするなら、絶対外せないのがベレン地区

世界遺産のジェロニモス修道院ベレンの塔をはじめ、発見のモニュメントパステイシュ・デ・ベレンのエッグタルトなど、有名スポットがたくさんあります!

時間に余裕があるならば、ぜひともたっぷりと時間をかけて隅から隅まで見て回りたいところ。

けれども「他にも観光したいところはたくさんあるし、できれば短時間で見どころだけしっかり抑えて回りたい!」という方も多いはず。

そこで今回はベレン地区への行き方や見どころを含め、半日で効率よく観光する方法をご紹介します。

ベレン地区への行き方と観光モデルプラン

ベレン地区への行き方

リスボン中心部からベレンへ行くには、バストラムの利用がおすすめ。

\バスやトラムの停留所と所要時間/
乗車場所移動手段下車場所所要時間
コメルシオ広場
(Pç. Comércio)
バス 728番線
トラム 15番線
ジェロニモス修道院
(Mosteiro Jerónimos)
 25分
フィゲイラ広場
(Pç. Figueira)
バス 714番線
トラム 15番線
ジェロニモス修道院
(Mosteiro Jerónimos)
 35分
ゆこ<br>
ゆこ

紫色のバスマークがバス/トラムの停留所です。

マークをクリックすると詳細情報が確認できます!

どちらから行くにしてもMosteiro Jerónimosで下車すれば、ベレン地区最大の見どころであるジェロニモス修道院はもう目の前です。

観光モデルプラン

半日でも見どころをしっかり抑えて、ベレン地区を観光するためのモデルプランはこんな感じ。

ベレン地区半日観光
  • 10:00
    ジェロニモス修道院

     修道院と教会の内部を見学
     (所要時間1時間)
      ーーー徒歩移動 約15分ーーー

  • 11:15
    ベレンの塔

     塔の内部へは入らず外から見学
     (所要時間15分)
      ーーー徒歩移動 約10分ーーー

  • 11:40
    発見のモニュメント

     展望台へは上らず外から見学
     (所要時間10分)
      ーーー徒歩移動 約10分ーーー

  • 12:00
    パステイシュ・デ・ベレン

     絶品エッグタルトをお供にコーヒータイム

<効率よく観光するポイントその①>

1番混雑するジェロニモス修道院は、10時のOPEN後すぐに入場すること!

特に観光客が集中する夏季は、昼近くになると長蛇の列です。

逆算して9:00~9:20出発のバスまたはトラムに乗る必要があります。

バスやトラムが遅れることは日常茶飯事なので、時間には余裕をもって早めに乗って損はなし!

<ポイントその②>

ベレンの塔と発見のモニュメントでは時間を要する内部の見学は潔く諦め、外から見て楽しむこと。

この2つはどちらも展望台があり眼下に雄大なテージョ川を臨めますが・・・

正直なところ、リスボンの数ある絶景展望台からの眺めと比べると感動は薄い…なんて声もちらほら。

それであればここは時間とお金を節約して、その分ほかで使った方がいいかなぁと個人的に思います!

とにかく短時間で回りたい!という方はぜひ参考にしてください。

ジェロニモス修道院【Mosteiro dos Jerónimos】

ジェロニモス修道院の見どころ解説

ジェロニモス修道院
世界遺産ジェロニモス修道院

ベレン地区1番人気の観光名所で、マヌエル様式の傑作ともいわれるジェロニモス修道院

大航海時代の中心人物であるエンリケ航海王子の偉業を称え、マヌエル1世の命で建てられました。

マヌエル様式とは?

ロープや鎖、海藻、貝殻、珊瑚、船、天球儀など海洋をモチーフとした彫刻が特徴で、15~16世紀にポルトガルで流行した建築様式。

インド航路開拓の成功により、巨万の富を得た国家の財力が費やされた過剰な装飾も目を引きます。

インドや南米の植物、先住民や彼らの宗教なども表現されています。

1501年に着工し、完成まで間に要した時間はなんと100年

その後も増改築を重ね、今の姿になるまでに300年という長い年月がかかりました。

それゆえに、建築や装飾にマヌエル様式だけでなく、ゴシックやルネサンスなど複数の要素が盛り込まれているのも特徴のひとつ。

胡椒の取引で得た莫大な利益がつぎ込まれた、豪華絢爛のジェロニモス修道院は、ポルトガルの大航海時代の栄華を今に伝えます。

ゆこ
ゆこ

隅から隅まで施された細かな装飾は圧巻です!

また、レース細工のように細かい装飾が施された南門は必見!

その美しさに、1584年に修道院を訪れた天正遣欧少年使節団も驚愕したんだとか。

上部にはキリスト騎士団の十字架、門の中央にはエンリケ航海王子の像が立ちます。

ジェロニモス修道院の南門
壮麗な南門

さて、さっそく修道院内部へ。

1番の見どころは、アーチや柱に刻まれた繊細な彫刻が印象的な回廊

55m四方という、壮大なものになっています。

ジェロニモス修道院の回廊
ジェロニモス修道院の回廊

まずは、1階から見ていきましょう♪

海洋生物のを模したとされる、何やら不気味な彫刻も。

ジェロニモス修道院の回廊
謎の海洋生物

細部にまで施された緻密な装飾は、建設当時の財力の証!

ジェロニモス修道院の回廊
細かい装飾がびっしり

1階の天井部分を支える弓上の肋材は、星形に広がっています☆

壁や柱だけでなく、天井まで見逃せません!

ジェロニモス修道院の回廊
天井まで美しい

続いては、かつて修道士たちが食堂として利用していた共同室へ。

壁を彩るのは、聖ジョセフの生涯を描いた18世紀の色鮮やかなアズレージョ。

天井にはロープを模した彫刻も見られます。

ジェロニモス修道院の食堂
修道士たちが過ごした食堂

さて、1階を見終えたら2階へ移動。

海洋モチーフだけでなく、アーチ部分には大航海時代に莫大な利益をもたらした、胡椒の花の装飾が。

ジェロニモス修道院回廊2階部分
回廊の2階部分

回廊をぐるっと1周したら、これでおしまい・・・ではありません!

隣接するサンタマリア・デ・ベレン教会へと繋がる部分があるので、そこも忘れずに見ていきましょう♪

サンタマリア・デ・ベレン教会【Igreja de Santa Maria de Belém】

修道院に隣接したサンタマリア・デ・ベレン教会は、マヌエル1世以後の王家の墓廟となっています。

修道院の2階と繋がっている部分からは、教会全体を見渡すことができ、1階から見るのとはひと味違った印象です。

天井がものすごく高いのわかりますか?

教会にいる人たちが、まるでありんこです。

サンタマリア教会2階からの眺め
教会2階部分からの眺め

ステンドグラスも鮮やかで美しい!

この2階からの眺めは、修道院内部に入らないとこと見るができません。

修道院から出る前に、このエリアの見学をお忘れなく!

修道院へ戻ったら、いったん外へ出て、次は教会内部を見学します。

以前は教会の南門が入口となっていましたが、現在は西門からのみ入場が可能

教会内部の入口近くには、ヴァスコ・ダ・ガマの棺とポルトガルを代表する詩人ルイス・デ・カモンイスの棺が安置されているので、まずはそこをチェック。

中へ進むと、修道院にも引けを取らない、マヌエル様式の豪華な装飾に圧倒されます!

柱から天井に伸びる繊細な彫刻は、ヤシの木を模しているんだそう。

サンタマリア教会の豪華な装飾
ヤシを模した装飾

中央にある祭壇の壁には、キリストの生涯が描かれており、その下にはマヌエル1世の棺が安置されています。

サンタマリア教会の祭壇
教会の祭壇

サンタマリア・デ・ベレン教会のみ見学の場合は、入場料はかかりません

「時間やお金を節約したい!」という場合は修道院の外観と教会のみを見学するのも手ですが、ここまで来てジェロニモス修道院内部を見ずして帰るのはもったいなさすぎる!

行列に並んででも、内部を見学することを強くおすすめします!

実際に行ってみて、人気の理由がよくわかりました。

他では見られないこの建築美、間違いなくベレン地区で、いやポルトガル観光で絶対に外せない名所です!

ジェロニモス修道院のチケット購入方法と入場方法

ジェロニモス修道院に着いたら、まずはチケットを購入します。

チケット購入の列と修道院の入口の列は異なるため、間違えないように!

修道院入口の行列を通り過ぎ、考古学博物館の入口まで進みます。

考古学博物館の入口

入口を入ってすぐ右手がチケット購入場所です。

タッチパネル式の券売機で購入でき、ジェロニモス修道院だけでなく、考古学博物館やベレンの塔の入場チケットも販売しています。※セット割あり

チケットを購入したら、先ほど通り過ぎた修道院の入口に戻り、列の最後尾へ。

入場時に、先ほど購入したチケットを係員に見せればOKです。

修道院の入口の脇に教会の入口(西門)があり、修道院と教会それぞれに行列ができているため、どちらの列なのか非常に紛らわしいです。

間違えて教会の列に並ばないよう、事前に確認してから並んでください。

住所Praça do Império 1400-206 Lisboa, Portugal
営業時間5月~9月  10:00~18:30 
10月~4月  10:00~17:00 
定休日月曜日、1/1、イースター、5/1、6/13、12/24、12/25
アクセス市バス714番線または728番線、トラム15番線を利用
Mosteiro Jerónimos下車、徒歩1分
入場料大人€10、子供無料(12歳未満)、シニア€5
公式サイトhttp://www.mosteirojeronimos.pt/
\ジェロニモス修道院も紹介されています/

ベレンの塔【Torre de Belém】

ジェロニモス修道院からさらに西へ進むと、川沿いに現れるのがベレンの塔

こちらもゴシックとマヌエル様式を併せもった傑作です。

6層からなる塔には天球儀やロープ、貝などの海洋をモチーフにした装飾が施されています。

ベレンの塔
ベレンの塔

1520年に、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路の発見を記念して建てられたこの塔。

当時はテージョ川を出入りする船を監視する役目も担っていました。

ゆこ
ゆこ

堡塁部分とタワーの最上階のすべての角には監視塔が。

イスラム建築に見られるような丸屋根は、当時としては斬新なデザイン!

地下には潮流によって海水で満たされる水牢や、「絢爛の間」と呼ばれる君主の居室もあります。

マヌエル様式の優雅なテラスを持つベレンの塔は、別名「テージョ川の貴婦人」。

貴婦人がドレスの裾をげている姿にも見えることから、こうよばれるようになったと言われています。

住所 Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, Portugal
営業時間5月~9月  10:00~18:30
10月~4月  10:00~17:30
定休日月曜日、1/1、イースター、5/1、6/13、12/25
アクセストラム15番線を利用
Lg. Princesa下車 徒歩5分
入場料€6
公式サイトhttp://www.torrebelem.pt/
>

▼観光中トイレにいきたくなったら…▼

発見のモニュメント【Padrão dos Descobrimentos】

大航海時代の先駆的指導者である、エンリケ航海王子没後500年の記念行事として、1960年に建てられたのが発見のモニュメント

発見のモニュメント
テージョ川沿いにそびえる発見のモニュメント

船の船首をかたどった、高さ52mの大きなモニュメントの両側には、航海士や天文学者、王族など33人の像がずらり。

エンリケ航海王子を先頭に、東側にはインド航路を開拓したヴァスコダ・ガマや、1549年に日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルなどが並びます。

西側にはルネサンス期の詩人ルイス・デ・カモインスや、像の中で唯一の女性であるエンリケ航海王子の母の姿も。

ゆこ
ゆこ

後ろから2番目、王冠を被ってひざまづいているのがエンリケの母

また、モニュメント前の広場には、世界地図とポルトガルが各地に到達した年号が記されています。

当たり前ですが、ポルトガル中心の地図だから、日本は右の端っこに。なんだか変な感じです。

Photo credit by Wikipedia

ちなみに、日本への到達は1541年と記されています。

・・・あれ?と思った方もいるのでは。

これは1543年にポルトガル船が種子島に上陸して鉄砲を伝える以前に、豊後に漂着した年号となんだとか。

住所 Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, Portugal
営業時間3月~10月  10:00~19:00
11月~2月  10:00~18:00
定休日月曜日、1/1、5/1、12/24、12/25、12/31
アクセス市バス714番線または728番線、トラム15番線を利用
Mosteiro Jerónimos下車 徒歩5分
入場料€6
公式サイトhttps://padraodosdescobrimentos.pt/

パステイシュ・デ・ベレン【Pastéis de Belém】

1837年創業の老舗で、パステル・デ・ナタ(エッグタルト)の元祖ともいわれるパステイシュ・デ・ベレン

お店の前の石畳にも注目!

ジェロニモス修道院の修道士たちによって編み出されたレシピを、現在も引き継いでいます。

ジェロニモス修道院由来のレシピで作られたナタをパステイシュ・デ・ベレン」(Pastéis de Belém)、それ以外のものをパステイシュ・デ・ナタ」(Pastéis de Nata)と呼びます。

※パステイシュ・デ・ナタとパステル・デ・ナタの違いは「パステイシュ(Pastéis)」は複数形、「パステル(Pastel)」が単数形の違いです。

400度の高温で一気に焼き上げるため、何層にも重なった薄い皮はパリッパリ。

甘さは他のお店と比べるとやや控えめで、ペロッと2個くらい食べられるおいしさです♪

パステイシュ・デ・ベレンのナタとコーヒー
ナタとコーヒーの愛称は抜群

持ち帰りもできますが、焼き立てのおいしさは格別!

お店では常に熱々の焼き立てを味わえるので、ここはぜひ、休憩もかねてお店で食べていくことをおすすめします♪

ゆこ
ゆこ

出来立てはクリームの滑らかさ、皮のパリパリ具合が段違い!

お店の前はいつも大行列ですが、それはたいていお持ち帰りの人の列。

店内利用の場合は、隣の入り口から入れます。

迷路のような店内は、数百人収容できるほど広々しており、回転も速いため比較的並ばずに入れるのでご安心を。

席に着いたら、各テーブルごとにスタッフが決まっているので、担当スタッフに声をかけて注文してください。

担当の人以外に声をかけても注文は受けてくれないので要注意!

パステイシュ・デ・ベレンではナタはもちろん、他のスイーツやパンや揚げ物など、軽食も豊富に取り揃えているので、ごはんを軽く済ませたい時にも最適です^^

住所 R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa, Portugal
営業時間8:00~20:00
定休日1/1、12/25
アクセス市バス714番線または728番線、トラム15番線を利用
Mosteiro Jerónimos下車 徒歩1分
公式サイトhttps://pasteisdebelem.pt/

ちょこっと寄り道ルート<個性的な外観が目を引く博物館 MAAT>

半日観光ルートでは物足りないという方のために、ここからは番外編。

時間に余裕がある場合は、線路沿いのブラジリア通りを歩いて、MAATまで行ってみるのもおすすめです。

MAATとは?

Museu de Arte, Arquitetura e Tecnologiaの略で「芸術・建築・技術のミュージアム」の意味

常設展のほか、数か月おきに現代美術などの企画展を開催

こちらは、もともと発電所だったレンガ造りの旧館です。

1909年から1972年まで、近隣の約6000世帯に電気を供給してきました。

こんなおしゃれな建物が発電所だったなんて。素敵~♡

レンガ造りのMAAT旧館
MAAT旧館

隣には、曲線を描いた外観が特徴的な新館があります。

表面には1万5000枚ものタイルが使用されているそうな。

さすがポルトガル!

曲線的を描くMAAT新館
MAAT新館

緩やかなスロープを上ると、そこは無料の展望台。

テージョ川と4月25日橋、さらに奥にはクリスト・レイ像もばっちり見ることができます!

MAATの展望台から眺めるテージョ川と4月25日橋とクリストレイ像
MAATの展望台からの景色

博物館の中に入らずとも、その建築美やすばらしい眺めにきっと満足できるはず。

ぜひ足を運んでみてはいかがですか?

住所 Av. Brasília, 1300-598 Lisboa, Portugal
営業時間11:00~19:00
定休日火曜日、1/1、5/1、12/25
アクセス市バス714番線または728番線、トラム15番線を利用
Altinho (MAAT)下車 徒歩3分
鉄道カスカイス線 Belem下車 徒歩5分
入場料大人€9 ※学生・シニアは半額、子供無料(12歳未満)
公式サイトhttps://www.maat.pt/pt

おわりに

ベレン地区を効率よく散策するポイントは、混雑する前の午前中に見どころをおさえてしまうこと。

パステイシュ・デ・ベレンは、朝8時とかなり早くから開いているので、まずはそこで朝ご飯を食べるのもありです^^

少し早起きして、見どころ満載のベレン地区をたっぷり堪能してください♪


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