Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。
リスボンから日帰りで行けるビーチリゾートとして人気のカスカイス(Cascais)。
特に夏場はポルトガルだけでなく、ヨーロッパ各地から訪れる多くの観光客でにぎわいます。
ところが、欧米人の間ではかなり人気の高い観光スポットなのに、日本人の間ではまだまだメジャーではないのが現実。
…というのも、日本のガイドブックではあまり紹介されることがなく、紹介ページがあっても「これだけ⁉」と驚くほどに微々たる情報が載っているだけ。
「これじゃ素晴らしいカスカイスの魅力が全然伝わらない!」ということで、カスカイスに魅了された私が、見どころをたっぷりとご紹介します!
カスカイスへの行き方
まずはカスカイスの場所を確認。※カシュカイシュとも言います。
リスボンからまっすぐ西へ行ったところに、海辺の街カスカイスがあります。
その北にはシントラがあるので、シントラかカスカイスに1泊して、あわせて観光するのもありですね。
さて、リスボンからカスカイスへの行き方はというと・・・
カイス・ド・ソドレ駅(Cais do Sodré)から鉄道のカスカイス線(Linha de Cascais)に乗れば、たった40分で到着です。
乗り換えなしの直通!しかもカスカイスは終点なので乗り過ごす心配もありません^^
カスカイスに向かうときは、進行方向を向いて左側の座席に座ると途中から海が見えてきれいですよ♪
・・・ただし、めっちゃまぶしい(笑)
カスカイス散策中にも役に立つので、ぜひサングラスはお忘れなく。
カスカイスの見どころ
つづいて、「カスカイスに行ったらここは外せない!」というポイントをご紹介します。
⇩見どころ全体図はこちら⇩
※番号をクリックすると詳細情報が確認できます!
Google mapと連携しているので、事前に行きたい場所を保存しておくと便利です!
透明度抜群の美しいビーチ
ビーチリゾートであるカスカイスには、子供から大人まで楽しめる美しいビーチがたくさんあります。
まずは、プライア・ダ・ライーニャ(Praia da Rainha)。※地図②
岩に囲まれた入り江になっており、波が穏やかなのでお子さんがいても安心です。
岩場にはカフェやレストランが点在しており、海を眺めながらのんびりと過ごすこともできます。
ちなみにこの写真を撮ったのが2019年の10月下旬。
この時期でもポルトガルでは、天気さえよければ海に入れちゃいます♪
つづいて、プライア・ダ・リベイラ・デ・カスカイス(Praia da Ribeira de Cascais)。※地図①
プライア・ダ・ライーニャよりも広々としていて、こちらも大人気のビーチ。
ビーチのすぐ裏にはお洒落なバーや売店があり、トイレの利用も可能です。
ちなみに、この2つのビーチはどちらもカスカイス駅から徒歩わずか2分という、最高のロケーション!
なんという近さ!カスカイス住みたい…
最後に、プライア・ダ・リベイラ(Praia da Ribeira)。※地図③
このビーチは漁船が停まるマリーナにも近いため、海水浴というよりはビーチバレーなどのアクティビティを楽しむのに向いています。
私が訪れたときも、手を使わずに足や頭を使ってビーチバレーを楽しんでいる若者たちが。
みんなめちゃくちゃ上手で、白熱したバトルに思わず見入ってしまいました^^
今回紹介した3つのビーチは、どれも街の中心部にあってアクセス抜群!
「海に入るのはちょっと…」という方も、ビーチで海風を感じるだけでもとても気持ちがいいので、ぜひ足を運んでみてください♪
リゾート感漂う美しい街並み
カスカイスの魅力のひとつが、その美しい街並み。
夏には真っ白の壁に鮮やかなブーゲンビリア咲き乱れ、なんとも優美♡
観光案内所前の広場の石畳は、カスカイスらしい波模様になっています。※地図④
さらに、海辺にはいたるところにヤシの木が生えていて、リゾート感も満載♪
ゆったりとした空気が流れていて、のんびり街を散策するだけでも楽しいですよ^^
観光案内所から10分程南に歩いたところには、たくさんのヨットやボートが停まるマリーナも。※地図⑤
ヨット×ヤシの木って最高に絵になりますね♡
マリーナのすぐ先にはサンタ・マルタ灯台(Forte de Santa Marta)があります。※地図⑥
青と白のストライプ柄に、てっぺんの赤が差し色になっていて可愛らしい♪
そしてなにより海の透明度たるや!あぁ、美しい。
カスカイスはポルトガルで初めて電灯が灯った街でもあります。
そのため灯台モチーフのお土産がたくさんあるのですが、実はマンホールにも街のシンボルである灯台が描かれているんです!
カスカイスでしか見られない絵柄に興奮し、思わずパシャリ。
ご当地マンホール好きとしてはたまりません♡
足元にも注目しながらお散歩してみるのも、おもしろいですよ♪
地獄の口【Boca do Inferno】
せっかくカスカイスに来たのなら、少し足を延ばして地獄の口にも行ってみましょう!※地図⑦
街の中心部から約2㎞なので、海沿いを歩いていくこともできますし、市内循環バス(427番線)の利用も可能です。
海沿いは、歩きやすいようにきちんと歩道が整備されています。
歩道と車道の間の赤いレーンは自転車用。
うっかりここを歩いてしまうと危険ですので、気を付けてくださいね。
カスカイスはレンタサイクルも充実しているため、自転車で向かうのもアリです♪
ちなみに海側に砂浜はなく、ずーっと岩場が続きます。
日差しを遮るものはなく、途中に飲食店や売店もないので、夏場は必ず飲み物を持って行くのを忘れずに!。
途中岩場から海を眺めたりして、の~んびり歩いて約30分で地獄の口に到着。
波が岩を削ってできた自然の洞窟で、波が打ち寄せるたびにザッバーンとしぶきを上げます。
それにしても、海がきれい!
この日は快晴だったため、海の青さがより際立っていますね^^
地獄の口の脇には階段があり、降りていくと洞窟の反対側も見ることができます。
ただし岩場は滑りやすいので、ヒールやビーサンは避けた方が無難です。
極上のサンセット
カスカイスは大西洋に面しているため、サンセットスポットとしても大人気。
特に、街の中心部から地獄の口へ向かう途中にある景勝地ペドラ・ダ・ナウ(Pedra da Nau)からの夕日は格別です!※地図⑧
岩場の先はすぐ海で遮るものが何もないため、どこまでも続く広い海と夕焼け空の大パノラマを楽しめます。
この日は雲ひとつなく、大西洋に沈む真っ赤な夕日を拝むことができました♡
また、ときには、幻想的な夕焼け空に出会えることも!
この日は曇りがちで「サンセットは期待できないかなぁ~」と半ば諦めて帰ろうとしていたのですが・・・
ふと空を見あげると、あたり一面に黄金色に輝く夕焼け空が広がっていました!
自然が作り出した、驚くほど美しいグラデーションにうっとりです♡
黄金色からピンク、紫・・・刻一刻と変わる空の色に、もうくぎ付け。
絶妙な薄~い雲がいい仕事をしてくれたおかげで、忘れられないほど感動的な夕焼け空を見ることができました♪
曇りの日でも、諦めないで粘ってみる価値はあるかも⁉です。
おわりに
リスボンから日帰りで行けるビーチリゾート、カスカイスをご紹介しました。
ゆったりと流れる空気に癒される素敵な海辺の街は、1年を通して過ごしやすい気候も大きな魅力。
また、レストランやカフェはもちろん、お洒落な雑貨屋もたくさんあるので、散策するのにも最適!
海好きのみなさんはもちろん、そうでない方でも楽しめること間違いなしです♪
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