Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。
今回は、リスボンからの日帰り旅行に最適なエヴォラの観光スポットをまとめました。
アレンテージョ地方にあるエヴォラは、大都市リスボンとはひと味違った魅力があふれる街。
さらに、リスボンからのアクセスも抜群なので、ポルトガル旅行が初めての方には特におすすめです!
それではさっそく、見ていきましょう♪
▼リスボンからエヴォラへの行き方を紹介▼
エヴォラとは?
アレンテージョ地方の玄関口といわれるエヴォラ(Évora)
ローマ時代からこの地方の中心都市として栄え、ルネサンスの時代には、大学もおかれた学芸の都でもあります。
リスボンからバスで約1時間半で行けるため、日帰り旅行で訪れる人も多い人気の観光地。
街全体が美術館のようだともいわれ、城壁に囲まれた旧市街が世界遺産にも登録されています。
旧市街は徒歩でも十分にまわれる大きさで、リスボンのように坂がないので、散策にぴったりです♪
エヴォラのおすすめ観光スポット
可愛らしい旧市街の街並み
エヴォラの魅力を語るうえで外せないのが、世界遺産に登録された旧市街の街並みです。
白壁の家には黄色のふちどりが施され、なんとも可愛らしい♡
実はこのふちどり、ただ可愛いだけではありません。
黄色にはちゃんと意味があり「蛇除け」のためなんだそう。
ちなみに、他の街で見られる青のふちどりは「魔除け」を意味しているって知ってた?
また、壁につばめの陶器を飾っている家もよく見かけました。
ポルトガル各地のお土産屋さんでよく見かけるこのつばめ。
「必ず帰ってくるもの」の象徴として親しまれているようで、会いたい友人への贈り物にすることもあるようです。
素敵ですね♪
街に溶け込む水道橋【Aqueduto da Água de Prata】
白と黄色の可愛い街を歩いていると突如現れるのがこの水道橋。
全長9kmにも及ぶこの水道橋は、水源から城壁の外側まではかなりの高さがあるものの、城壁内に入ると次第に低くなっていき、街並みに溶け込んでいます。
そしてなんと!水道橋の間に家がめり込んでいるではありませんか!
はじめはその異様な光景に驚きましたが、よく見ると黄色の窓枠に緑のシャッターという色使いが素敵すぎ♡
エヴォラの街は、思わず写真に撮りたくなるようなキュンとするものにあふれています♪
国内最大級の壮麗なカテドラル【Sé】
エヴォラ観光のハイライトといえばカテドラル。
12~13世紀に建てられたゴシック様式の壮麗な大聖堂です。
その大きさは国内最大級で、回廊・塔・本堂それぞれに見どころが満載!
ポルトガルにはほかにもたくさんの大聖堂がありますが、ここは別格!
エヴォラに行くなら、カテドラルは絶対に見なきゃ損!
なんなら、カテドラルだけでも見て!とみんなに強くおすすめしたい!!
・・・つい興奮してしまいましたが、それほどに魅力的なんです!
カテドラルについてもっと知りたい!という方は、こちらをご覧ください♪
>>>エヴォラ観光の目玉!国内最大級の「カテドラル」の魅力を徹底解説!
住所 | Largo do Marquês de Marialva, 7000-809 Évora, Portugal |
営業時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | €4.5(回廊、塔、宝物館) €4(宝物館のみ) €3.5(回廊、塔) €2.5(回廊のみ) |
定休日 | 1/1、12/24の午後、12/25 |
公式サイト | http://www.evoracathedral.com/ |
青の世界が広がるロイオス教会【Igreja dos Lóios】
ローマ神殿のとなりにあるのが、15世紀に建造されたロイオス教会。
SNSでここの写真を見つけて以来「絶対に行きたい!」と思っていた場所なのですが、実際にってみると想像以上の感動がありました!
入口はこちら。
とても小さくて、なんだか地味(笑)
ところが、扉を開けるとそこには、教会の外観からは想像もできないような、素晴らしい青の世界が広がっています。
壁という壁ににアズレージョがびっしり!
これは言葉を失うほどの美しさ。
窓からやさしい光が差し込み、アズレージョは輝きを増してなんとも幻想的な空間です。
そして、こんなに美しい教会なのに、全然人がいないことに驚き!
シーンと静まり返った教会の中であたりを眺めていると、まるで時が止まったかのような感覚さえありました。
内部を彩るのは18世紀初期のアズレージョ。
ロイオス教会に影響を与えた、聖ローレンスの生涯を描いています。
入り口側の壁に描かれた、黄色と青の鮮やかなロココ調のアズレージョがも印象的です。
隣接する修道院は現在ポザーダとして利用されているため、宿泊することも可能。
※ポザーダとは古城や修道院など、歴史的な建物を改修した国営のホテル。
ポルトガル国内に30か所以上あり。
エヴォラのポザーダは、その中でも特に人気が高いことでも有名。
1泊で訪れる方は、ポザーダに泊まってクラシカルな雰囲気を味わってみてはいかが?
住所 | Palácio Cadaval, 7000-845 Évora, Portugal |
営業時間 | 10:00~13:00/14:00~18:00 |
入場料 | €4 |
定休日 | 月曜、祝日 |
まるでギリシャ⁉エヴォラのローマ神殿【Templo Romano Évora】
歴史地区の中心地にあるのが、2世紀に建てられたコリント様式のエヴォラのローマ神殿です。
月の女神メディナを祀ったとされ「メディナ神殿」とも呼ばれています。
中世には柱と柱の間を埋めて要塞として使用されていたおかげで、イベリア半島に残るローマ神殿の中では保存状態がかなりよいのだとか。
昼間に見るその姿も素晴らしいのですが、夜にはライトアップされてとても神秘的。
時間が許すなら、日が暮れるまでのんびり街を散策して、ぜひその姿を目に焼き付けてくださいね♪
住所 | Largo do Conde de Vila Flor, 7000-863 Évora, Portugal |
営業時間 | 24時間営業 |
入場料 | 無料 |
定休日 | なし |
あたり一面人骨で埋め尽くされた納骨堂【Capela dos Ossos】
マヌエル様式の装飾が美しい、サンフランシスコ教会に隣接した納骨堂。
壁や柱が5000体もの人骨で埋め尽くされており、薄暗い室内はかなり不気味です。
装飾に使われている人骨は、15~16世紀にエヴォラにあった42の修道会墓地から集めたものだといいます。
よく見ると天井にも骸骨の絵が描かれていたり、一角には大小の親子と思われるミイラが吊るされていたり・・・。
このなんとも不思議な空間は、もともとは修道士たちが礼拝と瞑想をする場として造られたものなんだとか。
こんな環境で瞑想とは…ちょっと信じがたいですが。
ちなみに、私が訪れた2019年11月時点では€4だった入場料が、€5に値上がりしているようです。
こんな礼拝堂は見たことがなかったので一度見てみたいなと興味本位で行ってみましたが、正直そんなに長居するような場でもなく・・・。
隣接する博物館の展示もさして興味がなかったので、入場料のわりには満足度が低いなと感じたのが正直なところです。
ここは好みが分かれそう。
住所 | Praça 1º de Maio 4, 7000-650 Évora, Portugal |
営業時間 | 夏季9:00~18:30 冬季9:00~17:00 |
入場料 | €5(大人)、€3.5(25歳以下、シニア) |
定休日 | 1/1、イースターの日曜、12/24の午後、12/25 |
公式サイト | https://igrejadesaofrancisco.pt/ |
おわりに
小さな町に見どころがギュッと詰まったエヴォラはいかがでしたか?
乗り換えなしのバスで行けるアクセスの良さと、徒歩で回れるコンパクトな街は、リスボンからの日帰り旅を検討している方には1番のおすすめです!
次回は、エヴォラへの行き方とお得なチケットの購入方法をご紹介します。
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