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【体験談】ポルトガルでレンタカーを借りたら事故って救急車で病院へ運ばれた話

ポルトガルでレンタカーを借りるときの注意点とポルトガルの交通事情 ポルトガル

Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。

今回は、ポルトガルでレンタカーを借りたときのお話です。

タイトルにもある通り、実は交通事故に遭い、人生で初めて救急車で運ばれるという経験をしました。

結果的に乗車していた私と夫も、周囲にいた人も無事でしたが、車は大破。

一歩間違っていればどうなっていたことか・・・。

そんな九死に一生を得た私たちが学んだ、ポルトガルでレンタカーを借りる際の注意点とポルトガルの交通事情を共有します!

レンタカーを借りる予定の人は、ぜひ読んでください!!

ポルトガルの交通事情

ポルトガルの交通事情

レンタカーを検討する前に、まず知っておきたいのがポルトガルの交通事情です。

基本的なこととしては、ポルトガルは日本と逆で、左ハンドル・右側通行

リスボンやポルトなどの都心部は、歩行者・バイク・車・バス・トラムが常に行き来していて交通量が多いです。

そして、道が狭いうえに、路上駐車が当たり前。

左ハンドルの車に慣れていない日本人が都心部を運転するのは、かなり難易度が高いと思います。

ゆこ
ゆこ

例えばアレンテージョ地方なんかは、交通量が少ないし、道幅が広くて見通しもいい通りが多いので、運転も問題なさそうなんですけどね。

都心を抜けるまでが鬼門(汗)

加えてもう1点。

「ポルトガル人は温厚な性格なのに、車に乗ると豹変してめちゃくちゃスピードを出す」なんて本で読んだことがありましたが・・・

まさにその通り(笑)

リスボンに住んでいた頃は、よくUber(配車サービス)やタクシーを利用したのですが、みんな飛ばす飛ばす!

田舎道なら対向車もほぼいなくて安心なのですが、交通量が多い都心部だろうと、道が狭かろうとお構いなし!

みんな運転技術がかなり高いのか、ちょっとくらいこすってもクソくらえ的な精神なのか(笑)

「この狭さをそのスピードで通るの⁉ヤメテーーー!!(心の声)」と冷や汗かく場面が何度もありました。

ポルトガルでレンタカーを借りた理由

ポルトガルでレンタカーを借りた理由

そもそも、なぜレンタカーを借りることにしたのか。

ポルトガルの主要な観光地へ行く場合は、公共交通機関を使ってほとんどの場所へ行くことができます。

ただし、アレンテージョ地方で複数の村を巡る場合や、リスボン近郊以外のビーチへ行く場合などは、車があると非常に便利。

私たちの場合は後者で、セトゥーバル近郊のビーチへ行く際にレンタカーを借りました。

ビーチはリスボンから60kmほど離れた場所にあり、車だと約1時間。

バスを乗り継いでも行けますが2時間以上かかるため、迷わずレンタカーを選択しました。

ゆこ
ゆこ

私はペーパードライバーのため海外で運転なんてとても無理ですが、夫はポルトガル渡航前に国際免許を取得済みでした。

さらに、夫はオーストラリアに住んでいた頃は日常的に運転していたし、ハワイに旅行した際もレンタカーを借りた経験あり。

久々の海外での運転ではありましたが、特に問題はないだろうと思っていました。

唯一の懸念点は、日本とオーストラリアは右ハンドル・左側通行なのに対し、ポルトガルは左ハンドル・右側通行だということ。

「でもすぐに慣れるだろうし、安全運転していれば平気だよね!」…くらいの気持ちで、そこまで深くは考えていませんでした。

なにより念願のポルトガル生活が始まって気分はルンルン♪

事故に遭うかも…なんて心配は、これっぽっちも頭にはありませんでした。

レンタカーを借りてから交通事故が起きるまで

リスボンでレンタカーを借りる

当日は事前にネットで予約していたレンタカー会社へ。

ゆこ
ゆこ

私たちはリベルダーデ大通りの裏手にあるEouropcarを利用しました。

レンタカーを借りる手続きとしては、パスポートや国際免許証を提示したり、任意保険の加入手続きをしたり。

日本でレンタカーを借りる際とさほど変わりません。

この時、「とりあえず入っとくか…」くらいでなんとなく入った任意保険が、のちのち大活躍します。

「少しでも費用を安く抑えたい!」という気持ちはわかりますが、不慣れな海外での運転は何が起こるかわかりません。

レンタカーを借りる際は、必ず任意保険に加入するようにしてください!

最後に車に傷がないかのチェックをして、いざ乗車!

こうしてリスボンでレンタカーを借りた私たちは、心を弾ませながらビーチへと向かいました。

一瞬のハンドル操作の誤りが生んだ事故

一瞬のハンドル操作の誤りが生んだ事故

リスボンを離れてしばらくは、しっかり整備された広めの道路を運転していたのですが、ビーチ周辺の道は非常に狭く、私が座る助手席側はすぐ崖(山側)。

対向車が来ると「岩肌に車がこするんじゃないか⁉」と、何度かヒヤッとする場面はあったものの、無事に到着しました。

そして、ポルトガルの美しい海に癒されること数時間、大満足でビーチをあとにします。

その帰り道で、事故は起きました。

ビーチ周辺の道は狭いにもかかわらず、そこはバスも通る道。

乗用車同士がすれ違うだけでも、冷や汗ものだった私たちとしては、バスとすれ違うのは避けたいところだったのですが・・・

カーブに差し掛かったところで、対向からバスの姿が。

そこで、乗用車が来たとき以上に端に寄った結果、路駐禁止のために道の端に置かれている、大きなコンクリートのブロックに私たちの車の右前方が激突。

ブロックの存在に夫が気づいていなかったのか、気づいてはいたけど運転席とは反対側だったため、距離感がつかめなかったのかはわかりません。

ただ、突如現れた大きなバスに慌ててしまったのは確か。

ものすごい衝撃とともに、次の瞬間車は飛ばされ、まずは車体の左側面、続いて上部が地面に打ち付けられ、道の真ん中で真っ逆さまの状態に。

横転した私たちの車が道をふさぎ、片側一車線の海と街を繋ぐ道は通行止め。

対向から来ていたバスはもちろん、後続の車も全て立ち往生という大惨事に。

この瞬間、私たちの頭は真っ白です。

事故直後から救急車で運ばれるまで

事故直後から救急車で運ばれるまで

私たちの車は、もちろん大破。

車の上部は潰れ、フロントガラスは割れ、見るも無残な姿に。

幸いにも運転席側の窓が開いていたため、私たちはそこから這い出ることができたのですが、パニック状態。

正直、このあたりの記憶はあいまいです。

ただ、私以上に運転していた夫の方がショックを受けており放心状態だったので、一度車から出た後に、車内に残された荷物を私が必至で取りに戻ったのは確か。

「パスポートとスマホだけは回収しないと!」と。

その間も周囲にいた人たちが心配して、「何かできることはないか⁉」と持っていたペットボトルの水をくれたり、夫の傷の手当てをしてくれたり・・・

いろいろと気遣ってくれたのははっきりと覚えています。

ゆこ
ゆこ

異国の地で、人々のやさしさに泣きそうになりました。

事故現場周辺にいた人が警察を呼んでくれたらしく、すぐにパトカーと救急車が到着。

警察と少し話した後(何を話したかほぼ記憶なし)、夫が手を負傷していたこともあり、二人とも救急車ですぐ近くの病院へ運ばれました。

病院に着いてから帰宅するまで

病院での診察

病院での診察

病院に着いてからは、夫だけが医師の診察を受け、傷の手当と痛めた腕のレントゲン撮影をしました。

私は外傷もなく、軽いムチ打ち程度だったため、診察はなし。

「え⁉なんも見てくれないの⁉外傷はなくても、実は脳に異常があるとかない⁈」

…と、正直心配になりましたが、結果的に何も異常はありませんでした。

ムチ打ちが治るまでの数日は、本当に大丈夫なんかな?とかなり不安でしたが。。。

あれだけの事故を起こしてほぼ無傷とは、奇跡としか言いようがありません。

どこにいればいいかもよくわからなかったので、とりあえず私も夫に同行して、診察が終わるのをひたすら待ちました。

途中、夫が診察中は、私が病院に来た警察の対応をしましたが、夫のパスポートと国際免許証を見せたくらい。

事故については、現場にいた人たちの証言でただの自損事故だとわかっていたからか、特に何も聞かれませんでした。

病院に着いてから1時間以上が経過して、すべての診察が終了。

最終的に医師から言われたのは、手の傷以外特に異常はなく、腕の痛みは軽くひねっただけでそのうち治るとのこと。

その後は病院でお会計をすることもなく、タクシーで家へと帰ることになりました。

後から調べて分かったのですが、救急車が到着したのはセトゥーバルにある公立病院でした。

ポルトガルの公立病院は、ポルトガルの社会保険に加入していれば無料または低額。

そのため、病院は人があふれかえっていました。

病床が不足しているからか、どう見ても顔色の悪い人たちが、点滴をしてベッドに横になった状態で廊下にたくさんいて、正直怖かったです。

診察を待つ間、その空間にいるだけで不安がどんどん増し、本当ににつらかった。。。

病院の診察料について

病院での支払いがなかったので、後日病院から請求書が届くのだろうと思っていましたが、結局のところ、診察料を請求されることはありませんでした。

私たちは夫の仕事でポルトガル長期滞在のビザを取得しており、旅行者ではありませんが、ポルトガルの社会保険には加入していません。

ということは、無料にはならないはずだと思うのですが…

なぜ無料だったのかは、いくら調べてもわからずじまいでした。

事故の翌日 レンタカー会社にて

事故の翌日レンタカー会社にて

病院をでてすぐに、レンタカー会社へ電話したのですが、すでに営業時間が終了していたため繋がらず。

念のため、レンタカー会社に直接行ってみたのですが、案の定誰もいなかったいたため、翌日出直すことに。

本来であれば、事故を起こしてすぐにレンタカー会社へ電話をするべきですが、パニックでそれどころではありませんでした。

万が一事故に遭った場合は、警察に連絡すると同時に、レンタカー会社にもすぐに連絡しましょう。

翌朝レンタカー会社を訪れて事情を説明すると、担当スタッフが「それで、車は?」と。

・・・そういえば、車は事故の後どうなったのか。

私たちはすぐに救急車で運ばれたため、残された車のその後を知りません。

車の破損状況からしておそらくレッカーで運ばれたのでしょうが、詳細は不明。

そのことを話すと、スタッフがどこかへ電話をかけ始めました。

しばらくして、「わかったわ。もう帰っていいわよ」と。

「え⁈それだけ⁉⁉」と驚いていると、

「あなたたちは任意保険に入っていたから、特に損害の支払いはなし。」とのこと。

こうして、私たちは保険に入っていたおかげで、多大な損害賠償の責任を免れることとなりました。

ポルトガルでレンタカーを借りる際の注意点

まずは、ポルトガルの交通事情を十分に理解したうえで、本当にレンタカーが必要かを検討しましょう。

もちろん、今回の私たちのように交通事故を起こしてしまうことは稀だとは思いますが、可能性がゼロではないということ!

その可能性も考慮したうえで、レンタカーを借りるのであれば、周りのスピードに惑わされることなく、常に安全運転を心がけてください。

狭い道ですれ違う時は無理をせず、とにかく減速!

のろのろ運転でクラクションを鳴らされても、焦らず自分のペースでいいと思います。

そして、レンタカーを借りる際は、必ず任意保険に加入すること!

これは本当に大事!

対物・対人賠償責任も補償する保険に入ることを強くおすすめします。

おわりに

私たちが経験したポルトガルでの事故から学んだ、レンタカーを借りる際の注意点やポルトガルの交通事情についてでした。

これから旅に出るみなさんが、どうか安全に楽しく過ごせますように。

そんな思いを込めて、正直思い出したくない苦い記憶ではありますが、ブログに書かせていただきました。

レンタカーを検討されている方の参考になれば幸いです。

Boa Viagem!


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