Olá!元ポルトガル在住者のゆこです。
前回はリスボン中心部にあるおすすめのポルトガル料理レストランをご紹介しましたが、今回は私が住んでいたカンポ・デ・オウリケ地区編です。
「・・・どこ?」と思った方もいるのではないでしょうか?
それもそのはず、カンポ・デ・オウリケ(Campo de Ourique)地区は中心部から北西に徒歩30分のところにあり、スーパーやローカル向けの飲食店が充実した住宅街。
観光客が来るであろう場所といえば、カンポ・デ・オウリケ市場やショッピングモールのアモレイラスくらい。
そんな観光客がほぼいないエリアだからこそ、地元の人々の舌を満足させる安くて美味しいお店や隠れた名店がたくさんあるんです!
それでは、さっそくご紹介します♪
Casa dos Passarinhos
まもなく創業100年を迎える老舗レストラン Casa dos Passarinhos(カーサ・ドス・パサリーニョス)。
低価格でボリュームたっぷりのごはんが食べられるため、連日地元民でにぎわうお店です。
私もポルトガルにいる間は、ほぼ週1ペースで通っていたほど。
観光客ほぼゼロ!いつもローカルにまじって食べていました♪
店内は歴史を感じる温かみのある内装。
60席以上はありますが、ポルトガルのディナーのピークとなる夜21時頃にはいつも満席です。
お店の扉には日替わりでこんな感じのメニューが貼られています。
メニュー上部に注目!
手書きの”PRATOS DO DIA“(=本日のプレート)はその日のイチオシ♪
昔ながらのポルトガル料理が食べられるこのお店で、特におすすめなのがビトック・デ・アトゥンとアローシュ・デ・タンボリル・コン・ガンバスです。
ビトック・デ・アトゥン(Bitoque de Atum)はマグロステーキの目玉焼きのせ。
1cm弱の厚さのマグロを炭火で焼いて塩で味付けしたシンプルな料理なのですが、これが激うま!
炭火の香ばしさを感じるうまみがギュッと詰まったマグロは、ミディアムレアの絶妙な焼き加減。
付け合わせの野菜は、「何をしたらこんなにおいしくなるの?」というくらい、ただのグリルが謎に美味しい(笑)
アローシュ・デ・タンボリル・コン・ガンバス(Arroz de Tamboril c/Gambas)はアンコウとエビのトマトリゾット。
アンコウは身の部分だけでなく、肝もたっぷりです。
1人前と2人前から選べますが、びっくりするくらい量が多いので、他にもいろいろ食べるなら1人前を注文することをおすすめします。
お米も魚介もたっぷりで1人前でも軽く2人前はあります!
ちなみに、こちらは初めて訪れた日のレシート。
初めてで量もわからず、前菜からスープにメインと食べたいものをあれこれ注文した結果、食べきれずお持ち帰りしています(笑)
(1番下の”EMBALAGE DE TAKE AWAY”はお持ち帰り用ボックス)
残してもお持ち帰りできるのがうれしい♪
そして食べきれないほどのボリュームにもかかわらず、2人で€40以下とは驚きです!
ほかにも、水より白ワインの方が安かったり、パンなんてすごいたくさん出てきたのに€0.50だったりと、いろいろ突っ込みどころ満載です(笑)
この日以降は適量を注文するようになったので、お会計は毎回2人で€30ほど。安い!
リスボン中心部にある観光客向けのお店と比べると、その味と値段に大満足♡
中心部から歩くとなると約30分、最寄りとなる地下鉄のRato駅からでも徒歩8分とやや歩きますが、ぜひ足を運んでほしい、超絶おすすめのお手頃レストランです。
店名 | Casa dos Passarinhos |
住所 | R. Silva Carvalho 195, 1250-249 Lisboa, Portugal |
電話番号 | +351 21 388 2346 |
営業時間 | 12:30~15:00/19:00~22:30 |
公式HP | https://www.facebook.com/acasadospassarinhos/ |
O Magano
リスボンについてすぐ、アパートの大家さんに教えてもらった地元で人気のお店 O Magano(オ・マガーノ)。
アレンテージョ料理を得意とする、高級レストランです。
予算はだいたい2人で€100弱のため(1人あたりドリンク2~3杯の場合)、家族が遊びに来たときや誕生日など、ちょっと特別な日に利用していました。
お客さんの年齢層も高く、落ち着いた雰囲気。
周りは‟ちょっとリッチな大人たち”といった感じ(笑)
このお店、メインはもちろん絶品なのですが、前菜も手の込んだものが多くてめちゃくちゃ美味しいんです!
よく食べていたのがこの4つ。
・サラディーニャ・デ・ポルヴォ(Saladinha de Polvo)はびっくりするほど柔らかいタコのサラダで、オリーブオイル&ガーリック&パクチーがたっぷり。
・コグメーロス・ヘシアードス(Cogumelos Recheados)はマッシュルームにクリーミーなマヨネーズ(?)を乗せて焦げ目がつくまで焼いたもの。
・ペイシーニョス・ダ・オルタ(Peixinhos da Horta)は小魚の形に似ていることから名づけられた、いんげんのフリット。これぞ日本の天ぷらの原型です。
・プラート・プレズント・バハンコス・クーラ(Plato Presunto Barrancos Cura)は3年以上熟成させたプロシュートで、上質な脂が口の中でとろけます。
付け合わせのパンもこれまた美味!
特にコーンブレッドはみっちりした食感で、ほんのり甘みがあり最高♡
あまりに美味しいので、どこで買えるのか聞いてみたところ、アレンテージョ地方のパン屋から毎日取り寄せているそうです。
スーパーやその辺のパン屋に売っているものとは全然違うので、ぜひ食べてみて♪
メインのおすすめはこちら。
白身魚のグリルにリゾットとあさりが添えられたもの…なのですが、名前が分からない!(笑)
というのも、毎回日替わりのおすすめを聞いて食べていたため、メニューに記載がないのです。
「名前が分からないもの紹介するなよ!」というご意見はごもっともなのですが、これが絶品なのでぜひ食べていただきたい!
注文する際はこの写真を見せればOKです。(私はいつもそうしていました)
ちなみにこの料理、魚とリゾットは別々の皿に盛られて出てきますが、スタッフがきれいに取り分けてくれます。
そう!このお店は接客も素晴らしいのです!
夫の誕生日にサプライズでケーキを出してほしいとざっくりお願いしたときも、花火付きのケーキを用意してくれました♪
ほとんどのスタッフが英語が堪能で、その日のオススメやメニューで分からないことを毎回ていねいに教えてくれます。
値は張りますがそれだけの価値がある、味もホスピタリティも満点のおすすめレストランです。
唯一の難点は中心部から距離があることですが、トラムの28番線を利用すれば中心部から20分程度で来れるので、ぜひチャレンジしてみてください!
店名 | O Magano |
住所 | R. Tomás da Anunciação 52A, 1350-328 Lisboa, Portugal |
電話番号 | +351 21 395 4522 |
営業時間 | 12:30~15:30/19:30~24:00 |
公式HP | https://www.instagram.com/maganorestaurante/ |
おわりに
今回は、カンポ・デ・オウリケ地区にある「私が何度も通ったおすすめのレストラン」を2つ厳選して紹介しました。
どちらも観光ではなかなか来ないような場所にありますが、その分「地元の人たちが食べている本当に美味しいもの」が味わえます。
ぜひ、足を運んでみてください♪
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