こんにちは!ゆこです。
今回は、2021年12月に訪れた、群馬県の四万温泉にある老舗旅館【積善館 本館】の宿泊記をお届けします♪
宿の概要から、お部屋・温泉・食事の詳細まで、写真付きでたっぷり紹介!
さらに、実際に泊まってみて感じた宿のおすすめポイントや、予約前に知っておきたい注意点についても解説していきます!
四万温泉に行くみなさんは、必見です!
積善館概要
![積善館外観](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/f9bdc9aaea480078f74159a27d34f4a2.jpg)
四万温泉にある積善館は、創業から300年以上の歴史を誇る老舗の温泉旅館。
江戸時代の創業当時から「湯治宿」として栄え、その後、増改築を繰り返して現在の姿になりました。
建物は、本館・山荘・佳松亭と3つの棟に分かれており、それぞれ趣が異なります。
・元禄4年に建てられた、現存する日本最古の木造湯宿建築
・群馬県の重要文化財に指定
・サービスは必要最小限にとどめ、昔の湯治場での滞在雰囲気を楽しむことができる。
・昭和11年に建てられた、桃山様式の木造建築
・国の登録有形文化財、群馬県近代化遺産に指定
・組子障子や欄間の美しさが最大の魅力
・昭和62年に建てられた、最も高台に位置する現代的なつくりの建物
・贅と心づくしの、まさに高級旅館
![積善館全体図](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/img_intr_map-pc-1-1024x431.jpg)
本館→山荘→佳松亭の順に、客室の豪華さや快適さが増し、サービスも充実していきます。
もちろん、その分宿泊料もUP。
本館はひとりあたり約1万円~泊まれますが、佳松亭ともなると、1番安い部屋でもひとりあたり3万~、最上階の5つ星客室にいたっては4万円~と、近場の海外に行けちゃいそうなお値段!
![](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2021/02/a7c64b7ec751b451115a0ca82c9cb1e2-e1614149362376-150x150.jpg)
いつかは泊まってみたい!・・・でも今じゃない(笑)
ということで、今回宿泊したのは「本館」です。
ちなみに、この本館はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったとも言われています。
特に、宿の前を流れる新湯川に架かる「慶雲橋」は、映画に出てきた「油屋」へと繋がる赤い橋そのもの!
![](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/06/e3e239f71c7b34f47b5e56c33a9da2b9.jpg)
![](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/06/c327b777c835fb9b6e2d8f18fcd26ec2.jpg)
積善館を訪れる前には、ぜひ映画を見返してみてください♪
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4236 |
電話番号 | 0279-64-2101 |
アクセス | 電車 中之条駅下車 タクシーで約20分/バスで約40分→四万温泉下車 徒歩2分 車 中之条町から国道353号線で約25分 ※東京駅からは積善館直通のバスあり 詳細は宿の公式HP<交通案内>より |
チェックイン/アウト | 本館 チェックイン 14:00~17:00/チェックアウト 10:00 佳松亭・山荘 チェックイン14:00~18:00/チェックアウト 11:00 |
公式サイト | https://www.sekizenkan.co.jp/ |
チェックイン
私たちは車で訪れたため、まずは佳松亭の裏手にある駐車場へ。
![駐車場案内図](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/img_map.png)
宿へ向かう途中の「萩橋」の手前にある、こちらの看板に書かれたQRコードを読み取ると、駐車場への行き方が詳しく載っています。
![駐車場案内看板](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/c3e76c0823193079f74959cb3982a375.jpg)
私たちはこの看板に気づかず、本館の橋の手前まで車で行ってしまい・・・
気づいたフロントの方が表まで出てきてくれて、直接駐車場の地図をもらいました^^;
![駐車場案内図](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/4369c10dd9dfea9f6cea57c01b8c9405.jpg)
無事駐車場にたどり着き、車を停めると、今度は佳松亭のスタッフの方が外へお出迎え。
駐車場からは、佳松亭・山荘の建物内を通って、本館フロントへと向かいます。
![積善館佳松亭玄関](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ca905a575ac66775d1f033f3421af6fc.jpg)
エレベーターで1つ階を降りると、そこには佳松亭から山荘へとつながる「鏡の廊下」が。
名前からして全面鏡張りなのかと思いきや、木枠の間に10㎝くらいの鏡が埋め込まれているだけで拍子抜け(笑)
![鏡の廊下](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/c65a4607da665bf883f9c23f839d26bb.jpg)
廊下を抜けると山荘に入るのですが、現代的な佳松亭から一転、急にレトロな雰囲気に。
![積善館山荘](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/83df404968fc7890c006e983c167067b-2.jpg)
![積善館山荘](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/e9b504e21b2c32519c59dea306d06728-1.jpg)
さて、山荘についたら再びエレベーターに乗り、1番下の階へ。
エレベーターの扉が開くと、目の前には「浪漫のトンネル」が出現!
薄暗くてちょっと不気味・・・なんだか急に異世界感がただよいます。
![不気味さただよう浪漫のトンネル](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/3af227ad62d5c2420a47fba69cc409a0-1.jpg)
トンネルを抜けて廊下を進み、本館の1階へ。
![積善館本館](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/f3442d5a89243e5e7663e161cfaf8baa.jpg)
階段上部にこんなものも発見!
左:若かりし頃の吉永小百合と西田敏行が、映画の撮影で訪れていた様子。
右:白黒写真が宿の歴史を感じさせます。
![積善館本館に飾られた写真](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/361091c690b26174b70eb094e39aca28.jpg)
本館玄関の天井にはレトロな照明が今も残り、まるでタイムスリップしたかのような気分♪
![積善館本館のレトロな照明](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/6b32d0a85631b72393e5e12e0f2f61ee.jpg)
長い道のりを経て、ようやく本館のフロントに到着です!
![積善館本館フロント](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/fe77ff9dafc9936174eca16afb87eb4c.jpg)
チェックインを終えたら、さっそくお部屋へ♪
部屋に館内着は置いていないので、チェックイン時に自分のサイズの浴衣を持って行きます。
![積善館本館内用浴衣](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ab8dfa68f44fdd98ee28e9496218de9e.jpg)
本館のお部屋
本館はお部屋係がつかないので、鍵をもらったらセルフでお部屋へ移動。
1階のフロントから、先ほど通った階段で2階へ上がり、赤い絨毯が敷かれた廊下を進みます。
木造ゆえに、歩くたびにミシミシいうのはご愛嬌。
![積善館本館](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/534385dff153b86a7d81c30ad0a0b17a.jpg)
私たちが泊まったお部屋は「イ_26号室」。
2階の角部屋です。
扉を開けると、入り口脇に押し入れ。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/05731aa85788188c1272213bd2884f88.jpg)
日本最古の木造湯宿と聞いて、どんなボロ・・・いや、古びた建物なのだろうか?と少々ビビっていましたが、想像以上にきれい。
廊下を歩いてきたときに受けた印象とは違い、客室内はきれいに改装されていて、それほど古さを感じさせません。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/181689d3a8791582d8aadf92fdff1f7a.jpg)
部屋に入ると、まずは3畳の和室。
服もかけられるようになっていて、荷物置き場にぴったりです。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/fa991743f892360be82328c72ee89927.jpg)
その奥には、10畳の広々とした和室。
もともと4人まで泊まれるお部屋を予約していたのですが、アップグレードしてもらえたようです!ラッキー♪
この角部屋は6人まで泊まれる部屋なので、2人では持て余す広さ!
しかもこたつ付き!これはうれしい♪
暖房もしっかり効いています!
あったか~いお部屋で、テレビを見ながらこたつでぬくぬく・・・最高すぎます♡
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/2881833c75a7f92ccbfd776674f8ce75.jpg)
奥の障子を開けると、外の景色を眺めながらくつろげるスペース(広縁)も。
窓からは、ちょうど本館の正面玄関が見えます。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/59d4280ee70351a26514c059ca704a75.jpg)
空の冷蔵庫もあり、自由に使うことができます。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/2b73ac301e9a86f1838c4d14c16c6b0f.jpg)
反対側には洗面台も。
部屋にもドライヤーがあるとは知らず、うれしいサプライズ!
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ec95d433de9e8a7a3e8e8a86dc27ada6.jpg)
部屋の右側の障子を開けると、眼下には勢いよく流れる新湯川と・・・積善館のシンボルともいえる赤い橋がすぐそこに!
この眺めは角部屋の特権ですね♪
![積善館本館の客室からの眺望](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/b5dd497d5b2c837427ceee9c11ec6585.jpg)
ポットもあり。
※お湯が足りなくなったら、廊下にある共用の給湯器から補給。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/629615bd86d6701e80c01927faa03e2e.jpg)
セーフティボックスもあり。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/af5610018bf14c8b15e054e8fe55573f.jpg)
ハンドタオルと歯ブラシセットもあり。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/e6fa270f524c582b7a3cd43e84baf642.jpg)
バスタオル・足袋ソックス・帯・丹前(防寒用の羽織)はクローゼットの中にありました。
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/d6e788ecad181d8abdea8c890e783f55.jpg)
お茶セットと花豆のお饅頭も用意されています。
温泉宿のお茶菓子って、なにげに楽しみのひとつ♪
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/6b6e679d61e8b61fdf60304ddde39af9.jpg)
箱を開けると、なんとも可愛らしい茶器が入っておりました♡
![積善館本館の客室](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/d58f7b55d67e9bd2274f678c2361e793.jpg)
温泉に入る前に、まずはお饅頭と煎茶で一息。
おいしゅうございました♡
温泉
「四万(よんまん)の病に効く」として、その名がつけられた四万温泉。
積善館には本館・山荘・佳松亭あわせて5つの温泉があり、どのお部屋に泊まっても、これらすべての温泉を利用することができます。
元禄の湯
![積善館「元禄の湯」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/1f50ad9825e45d011887f41e0f963ae7.jpg)
本館にあり、国の登録有形文化財にも指定されている「元禄の湯」。
大正ロマンの雰囲気を感じられるモダンなホール風の建築に、アーチ形の大きな窓が特徴です。
![](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2021/02/a7c64b7ec751b451115a0ca82c9cb1e2-e1614149362376-150x150.jpg)
12月は湯船にたくさんのゆずが浮かんでいて、浴室の扉を開けた瞬間からいい香り♡
![積善館「元禄の湯」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ed144f983bf4ea4c86d51338bb9291e2.jpg)
また、お風呂のルーツともいわれる「蒸し湯」も体験できます。
写真正面に見えるアーチ型の小さな扉を開けると、タイル張りのイスのようなものがあり、そこに寝そべって蒸し湯を楽しむのですが・・・
人ひとり入るのがやっとの狭い空間は薄暗く、閉所恐怖症の人間にはとても無理(笑)
![](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2021/02/a7c64b7ec751b451115a0ca82c9cb1e2-e1614149362376-150x150.jpg)
上の写真は男湯の写真で、そんなに狭そうには見えないのですが、女湯の方は絶対もっと狭かったと思う!
かがまないと入れないし、天井はすぐそこだしで、全然くつろげず(涙)
私は30秒ほどで出てきてしまいましたが、貴重な体験ができました!
元禄の湯は、脱衣所と浴室が一体となった古いスタイルで、洗い場も1つしかありません。
扉を開けると、手前に脱衣かごが並べられた棚と洗面台がひとつあるだけで、その先には仕切りがなく、浴室が広がります。
そのため、身体や頭を洗うには、洗い場が多くて脱衣所も広い(ドライヤーも複数設置)「杜の湯」がおすすめです。
岩風呂
![積善館「岩風呂」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/5278c8ae8172c8a6563dade855de0db8.jpg)
本館にある「岩風呂」。
もともとは混浴でしたが、現在は男女交代制となっています。
本館の客室からは1番近くにありましたが、脱衣所・お風呂ともにそれほど大きくはなかったため、私たちは入らず。
山荘の湯
![積善館「山荘の湯」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/493450d48750819398f517a9965005b0.jpg)
その名の通り、山荘にある無料貸切風呂の「山荘の湯」。
予約は特に必要がなく、入口にある札が「使用できます」となっていれば、誰でも利用が可能。
滞在中に利用してみようと何度か立ち寄ったのですが、タイミングが悪く毎回使用中だったので、今回は断念しました。
杜の湯
![積善館「杜の湯」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/1f8910fa66efa6116907ce9b03d7088c.jpg)
開放的な内風呂と、緑に囲まれた露天風呂の両方を楽しめるのが、佳松亭にある「杜の湯」。
個人的に1番のお気に入りで、特に露天風呂は、朝と夜でそれぞれ違った雰囲気を味わうことができます♪
私たちが訪れたときには、ちょうど数日前に降った雪が残っていて、ひんやりとした空気の中、あつ~い湯につかるという、冬の温泉の醍醐味を満喫できました♪
![積善館「杜の湯」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ea1b29ccfcde99df2eb7ce7b5f46484b.jpg)
冬の雪景色も素敵だったけど、次は新緑の季節にも行ってみたいなぁ♡
杜の湯は、アメニティも充実。
男湯・女湯共通 | シャンプー・リンス・ボディソープ・綿棒・コーム |
男湯のみ | フェイスソープ・カミソリ・アフターシェーブローション |
女湯のみ | クレンジング・ヘアゴム・シャワーキャップ・化粧水・乳液 |
これだけそろっていれば、もう手ぶらでOK♪
ドライヤーや鍵付きの貴重品ボックスもあり、使い勝手抜群。
洗い場もたくさんあるので、まずはここで体を洗ってさっぱりしてから、温泉巡りをスタートするのがおすすめです。
積/善
佳松亭の中庭に佇む、有料貸切風呂の「積」と「善」。
大きくとった窓からは、外に広がる四万の自然を眺めることができます。
▼石造りの丸い浴槽が「積」▼
![積善館「積」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/06523b931e2556e328f8e97c3c7db987.jpg)
▼石造りの四角い浴槽が「善」▼
![積善館「善」](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/7bced34d0194410080ac106f5111c118.jpg)
料⾦は1回45分で3,300円と、ちょっとお高め。
入浴希望の場合は、フロントで予約をして、時間になったらフロントへ鍵をもらいにいきます。
食事
夕食
夕食は18:00~19:30の間に大広間で提供されますが、自分で配膳すればお部屋でも食べることができるということで、お部屋でいただきました。
![積善館本館の夕食](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/a12218c6eda8ff9a03c8a830a9d6cd79.jpg)
本館の夕食は「お弁当形式」なのですが、温かいご飯や茶わん蒸し、上州麦豚こしね汁がつきます。※ごはんとこしね汁はおかわり自由
‟湯治にふさわしく、素朴で滋味豊かな献立”とのことですが、3段重ねのお重を広げると、もう十分立派な旅館の夕食です!
出来立て熱々ではありませんが、品数が多く、手の込んだ美味しいお食事に大満足!
量が少ないという口コミも見かけましたが、私たち夫婦(30代)には十分なボリュームでした。
むしろご飯を残してしまったくらい。
身体にやさしい料理で、お腹も心も満たされました♪
![ゆこ](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2021/02/a7c64b7ec751b451115a0ca82c9cb1e2-e1614149362376-150x150.jpg)
連泊の場合は、献立が日替わりになるとのことなので、これなら1週間くらい滞在したいなぁ♡
朝食
朝食は8:00~9:00の間に大広間でいただきます。
![積善館本館大広間](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/292376c07e95933981b0ff2a9cca4dc6.jpg)
お野菜中心のヘルシーな献立ですが、こちらも朝食としては十分な量と品数。
ご飯はおかゆと白米から選べます。※ごはんとみそ汁はおかわりOK!
飲み物は、お茶やコーヒーなどのポットが置いてあるのでセルフで。
![積善館本館の朝食](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/933819295e5b60bc672ea9f3a102cba0.jpg)
朝からしっかり食べる派の私には物足りないかな?と思ったのですが、食べ終えるころにはしっかり満腹に。
山荘や佳松亭のお食事と比べると豪華さには欠けますが、宿泊料金の違いを考えると、朝夕ともに十分満足のいくものでした^^
【積善館 本館】のおすすめポイント
レトロでフォトジェニックな建物
![積善館本館外観](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ac3b8edda06f2cd1d155d4064e653d1f.jpg)
最大の魅力は、なんといってもこの美しい木造建築!
この景観をひと目見ようと、宿泊者以外にも多くの観光客が足を運ぶほどです。
特に積善館を象徴する「慶運橋」前は、1番人気のフォトスポット。
人がいなくなったタイミングを見計らって、ぜひ記念撮影を♪
![積善館本館外観](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/b39ec7f26bc81769653fbc8f2b96810e.jpg)
また、夜にはライトアップされて、幻想的な雰囲気に♡
![積善館本館外観](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/7d83d74920b0a0c07849f5e26c1606c0.jpg)
あたりが暗くなるころには、日帰り観光で訪れていた人たちはいなくなり、街はとっても静か。
このライトアップを楽しめるのは、宿泊者の特権です♪
![積善館本館外観](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/fb30e1975d3ec63b1475c3efc68c00ed.jpg)
どこから撮ってもインスタ映え間違いなし!
昼間とはひと味違った美しさに、うっとりです♪
![積善館本館外観](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/b6c9fcc757e9ff081782f903d2443d7d.jpg)
もちろん、外観だけでなく館内もとっても素敵♪
2階から3階へ上がる階段が、私のお気に入りスポット♡
![積善館本館](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/9d3a468107a8c77df0cafb6faab54986.jpg)
フロントの隣には、積善館の歴史を学べる資料館もあります。
![積善館資料館](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/ed7a7889ea7cd6e27ffed6367735cd5b-1.jpg)
よくみると、宮崎駿監督のサインも!
![積善館資料館](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/033cfe8ac8f69e926e84f0d3a6197cae.jpg)
奥の部屋には、身分の高い人のみが宿泊を許されたという「上段の間」が。
かつて、江戸時代の役人たちも、ここで日頃の疲れを癒していったんだとか。
![積善館資料館](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/643ec1610e1bc09343f3c97d2b75b5b6.jpg)
お部屋と温泉の往復だけじゃもったいない!
見どころ満載の、迷路のような館内を探検してみるのも、楽しいですよ^^
月・水・金曜日の15:30から実施される、積善館亭主による「館内歴史ツアー」に参加するのもおすすめ♪
約45分ほどのツアーで、積善館の歴史や四万温泉の歴史、湯治の歴史などここでしか聞けないお話を聞くことができます。
※予約制なので、参加希望の方は事前予約を忘れずに!
※2021年12月31日をもって、館内歴史ツアーは終了となってしまいました。残念(涙)
今後は、他の方法にて積善館の歴史を感じられる企画を検討中とのこと。
コスパが抜群!
私たちが12月の平日に利用した際は、1泊2食付きでひとりあたり1泊9,900円でした。
山荘や佳松亭と比べると、サービスは最小限で多少の不便はありますが、それでも満足のいく滞在ができたと感じています。
ていねいに手を加えて引き継いできた、歴史ある建物に泊まれること自体に大きな価値を感じるので、このお値段はむしろ安いくらい。
食事も十分なボリュームがあり、味も美味しく大満足!
なんなら1泊では物足りないとさえ思えるほど、居心地の良さにすっかり気に入ってしまいました♪
これはもう再訪決定です!
部屋で無料のWi-Fiが使える
私たちは1泊だけしかしなかったので、さしてその恩恵を受けませんでしたが、ワーケーションで利用する人にはぴったり!
作業用のスペースはありませんが、温泉と美味しい食事を楽しみながら、仕事ができたら最高ですよね^^
予約前に知っておきたい注意点
![積善館本館玄関](https://uco-trip.com/wp-content/uploads/2022/01/f8a22cdf0c4b0a5ee11c9893a0aa6d07.jpg)
個人的に大満足の本館ですが、宿を予約する前に知っておきたい注意点が2点あります。
防音性が低い
木造建築ゆえに、防音性が低いという点。
自分たちが起きている間はまったく気にならなかったのですが、いざ寝ようとしたときに、上の階の足音や下の階の話し声が、思っていたよりも聞こえました。
気になる方は耳栓を持参するか、より快適さを求めるなら、山荘や佳松亭の宿泊も検討した方がいいかもしれません。
トイレが共用
本館は全客室において、トイレが部屋にはついていません。
そのため、男女別の共用トイレを利用します。
とはいえ、洋式トイレに改装されていて、ウォシュレットも完備。
とてもきれいなので、快適に利用できるのでご安心を。
ただし、冬場はトイレまでの道のりがつらかった(涙)
今回不運にも夜中に一度目が覚めてしまい、そこからなかなか寝付けず、トイレに行くことに。
部屋の中の温かさとは打って変わって、廊下は暖房がついていても寒い!
ぶるぶる震えながら、トイレへダッシュしました。
おわりに
四万温泉にある積善館の宿泊記をお届けしました。
日帰りで温泉のみの利用も可能ですが、宿の魅力をたっぷり満喫するには断然宿泊がおすすめ!
都会の喧騒から逃れてのんびり過ごしたい方、歴史ある建物に滞在しながら湯治体験をしたい方、フォトジェニックなものに目がない方などなど・・・
みなさんにぜひ訪れてほしい、いちおしの温泉宿です!
次回は、四万温泉のおすすめ観光スポットをご紹介します。
お楽しみに♪
コメント
[…] (※ご覧の写真はサイト「ゆことりっぷ」様からの引用 / […]