Olá! 食べること大好き♡な元ポルトガル在住者のゆこです。
日本ではあまり知られていないけれど、実はおいしいものが盛りだくさんのポルトガル料理。
「ポルトガル旅行の1番の楽しみは食事！」といっても過言ではありません！
そこで今回は、元ポルトガル在住者の私が、自信を持っておすすめする絶品ポルトガル料理をご紹介します。
ポルトガル料理とは？
そもそもポルトガル料理ってどんなの？
と疑問に思う方もいると思うので簡単にご紹介を。
バラエティ豊かな米料理と魚料理
ポルトガルの米と魚の消費量はなんとヨーロッパNo.1！
レストランに行けば、前菜と一緒にパンが必ず出てきますが、炊き込みご飯やリゾットなどの米料理も豊富にあるので、ごはん党の方も安心です♪
また、大西洋に面したポルトガルでは、新鮮な魚介がたくさん獲れます。
タラ・イワシ・アジ・サバ・タコ・イカなど、日本人にもなじみの魚介の数々が、煮る・焼く・茹でる・揚げる…と様々な調理法で絶品料理へと大変身！
日本と似た食文化に、異国にいながらなんだか懐かしさを覚える、そんな不思議な気持ちになります。
素材の旨みを活かしたシンプルな味付け
ポルトガル料理には、炭火で焼いて、オリーブオイルと塩でさっと味付けしただけなんてものも。
しかも、それがめちゃくちゃ美味しいから驚きです！
ソースを多用したものやこってり系が多い欧米諸国とは異なり、日本人の口によく合います。
それでいて、まったく飽きない味。
見た目の華やかさはないけれど、家庭料理から生まれた素朴な味わいに心を奪われる人も多いはず！
大皿にメインの肉や魚・ポテト・焼き野菜などがドーンっと盛られているのも、ポルトガル料理らしさ。
お手頃な値段で、お腹いっぱい美味しい料理を堪能できます。
おすすめのポルトガル料理
ポルトガル料理の魅力が伝わりましたか？
それではさっそく、おすすめのポルトガル料理をご紹介します♪
スープ（Sopa）
カンジャ（Canja）
ポルトガルには様々な具材のスープがあり、日本でいう味噌汁のようによく飲まれています。
その中でも私の一番のお気に入り。
鶏の旨みがギュッと詰まった優しい味わいのコンソメ風チキンスープで、味付けはシンプルに塩のみですが、鶏の味がとにかく濃い！
ホロホロのやわらか～い鶏肉に加え、極細の短いパスタや粒上のパスタ、またはお米が入っています。
特に、鶏の丸焼きが売りのお店のカンジャは間違いないです！
「旅行中って外食続きで胃が疲れちゃう…」なんて方にもとてもおすすめの優しい味わいですよ♪
▼美味しいカンジャが食べられるお店を紹介▼
魚料理（Peixe）
アローシュ・デ・マリシュコ（Arroz de Marisco）
魚介の旨みが凝縮されたブイヤベース風のリゾット。
エビ、イカ、タコ、アサリ、アンコウなど、たっぷりの魚介が入っていて、１人前でもかなりのボリュームのため、シェアがおすすめ。
仕上げのコリアンダーがいいアクセントになっています。
旅行中に米が食べたくなったら迷わずこちらを。
期待を裏切らない味です！
▼アローシュ・デ・マリシュコをたべるならここ▼
バカリャウ・ア・ブラス（Bacalhau à Brás）
ポルトガルといえばバカリャウ（干しダラ）料理が有名で、365日違う料理が出せるとまで言われるほどたくさんの調理法があります。
その中でも私のイチオシが、干しダラと玉ねぎ、ジャガイモの細切りを炒めて卵とじにしたバカリャウ・ア・ブラス。
素材の持つ甘さと塩気が絶妙なハーモニーを奏でます。
この甘じょっぱさ、間違いなくごはんが欲しくなる味です！
▼絶品バカリャウ・ア・ブラスを味わう▼
ポルヴォ・ア・ラガレイロ（Polvo à Lagareiro）
日本のタコと比べてポルトガルのものは驚くほど柔らかく、その美味しさは感動もの！
たっぷりのオリーブオイルをかけてグリルし、塩で味付けした、タコの旨みを存分に味わえる一品です。
シンプルながらも、たっぷりのニンニクとコリアンダーがガツンと効いています。
付け合わせの野菜がたっぷりなのも嬉しいですね。
肉料理（Carne）
カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ(Carne de Porco à Alentejana)
豚肉とアサリを炒めたアレンテージョ地方の郷土料理。
肉類と魚介類の組み合わせは世界的にも珍しいのですが、これがとても合うんです！
角切りの豚肉をパプリカペーストでマリネしてから炒めているため、しっかりと味が染みています。
付け合わせのポテトを、豚とアサリの旨みたっぷりの汁に絡めながら食べるのがオススメ。
仕上げのコリアンダーもいい味出してます。
それにしてもポルトガル料理ってコリアンダー使用率高いわね！
セクレト・デ・ポルコ・プレト（Secreto de Porco Preto）
「黒豚の秘密」という名の薄切りステーキ。
黒豚の中でも脂ののった部位を、炭火で香ばしく焼いています。
シンプルな塩味で肉の旨みと甘さが引き立つ一品で、付け合わせのごはんやポテトがすすむすすむ！
見た目は地味ですが、このジューシーさは一度食べたらやみつきです。
ビファナ（Bifana）
パンに豚肉を挟んだポルトガルで大人気のB級グルメ。
しっかり煮込まれて味が染みたしょうが焼き風のお肉が、パンからはみ出るほどたっぷり入っています。
この味付けは間違いなく日本人が好きな味です。
お好みでマスタードをつけてどうぞ♪
注文したらすぐ出てくるし、テイクアウトもOKなので、観光の合間にサクッと食事を済ませたい方にもおすすめ。
ボリュームがありながらも、3€以下とお手頃な値段もうれしいポイント。
スイーツ（Doces）
パステル・デ・ナタ（Pastel de Nata）
日本ではエッグタルトの名で知られるポルトガル発祥のスイーツ。
街中のいたる所に専門店があり、焼き立てを味わえます。
パリパリのパイ生地に、熱々のとろけるようなカスタードクリームがもうたまりません！
ぜひ出来立てを味わってみてください。
2個くらいペロリよ♪
しかもお値段1€前後とかなりお手頃なので、いろんなお店で食べ比べしてみるのもあり♪
ボラ・デ・ベルリン（Bola de Berlim）
揚げドーナツに濃厚なカスタードクリームを挟んだスイーツ。
中のクリームはもちろん、ふかふかの生地にはたっぷりと砂糖がまぶされていてかなり甘いですが、コーヒーとの相性は抜群です！
日本の某ドーナツチェーンでも似たようなものがありますが、カスタードの濃厚さが全然違います。
もったりととにかく濃い！すごい卵感です。
これひとつでかなり満腹になるボリュームがあり、朝ごはんにもおすすめ。
パン・デ・ロー（Pão de ló）
日本のカステラの原型となったスイーツで、形は丸く、カステラと比べてとても柔らかく、中には半熟タイプのものも。
レストランやカフェでは注文すると仕上げにアイスを添えてくれるお店もあり、とろり～半熟部分とアイスのマリアージュは最高です♡
シナモンが名脇役。
軽い食感なので食後でもぺろりと食べられちゃいます♪
おわりに
いかがでしたか？
見た目が地味と侮るなかれ、日本人好みの味で本当にどれもおいしく、満足していただけること間違いなしです！
しかも、ポルトガルは近隣諸国に比べて物価が安く、紹介した料理はメインでも€10～€15ほどで副菜もたっぷりついてボリューム満点。
スイーツにいたっては1€から楽しめちゃいます。
おいしくてお財布にも優しいなんて、もう言うことなし！
ポルトガルの絶品料理、ぜひお試しあれ♪
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